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歩き方が変!?飼い猫が椎間板ヘルニアになる原因とその症状

      2017/05/10

歩き方が変!?飼い猫が椎間板ヘルニアになる原因とその症状

四足歩行の猫にとって、腰の問題はただごとではありません。

上下運動をしますから人間よりもかなりの確率で椎間板ヘルニアになってしまいます。

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間に挟まっている「椎間板」と呼ばれるクッション状のものが、何らかの原因で押し出されたり、変形してしまったりすることです。

はみ出したゼリー状の椎間板が周辺の神経や血管を圧迫し、腰や足に激痛をともないます。

既に経験のある方もいるかもしれませんが、人間も椎間板ヘルニアになったら痛みに痺れにと大変です。

片足が痺れて5分も立っていられないという症状がある人や、座っていても寝ていても腰痛がひどいなど、様々な症状に悩まされることになります。

猫は言葉にして飼い主に痛みを伝えることができません。もし椎間板ヘルニアになってしまっていたら事態は深刻ですから、早期発見が大切になってくる病気です。


猫が椎間板ヘルニアになってしまう原因

猫が椎間板ヘルニアになってしまう原因

猫は、四足歩行で上下運動を主として行動しているため、椎間板ヘルニアの発症確率が高いと言われています。

過度の力が加わる

高いところから飛び降りたり、急激に強い力が腰にかかったりすると、椎間板に大きな負担がかかってしまいます。

椎間板自体は頑丈にできているのですが、強い力が急にかかれば、飛び出してしまうことも往々にしてあります。

また、長年にわたって同じところに力がかかるような状態でも起こります。

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肥満体

太りすぎれば当然の事ながら、腰に負担がかかります。

動きにも制限がかかるため、遊ばせようとしたときなどに椎間板を痛めてしまう可能性があります。

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老化によるもの

猫も歳を取れば、コラーゲンが減少するのは人間と同じです。

椎間板はコラーゲンが成分となっていますので、老化で低下すれば今までは大丈夫だった動きでもヘルニアになってしまうことがあります。

老化現象だけでなく、そこに過度の力が加わったり、肥満体になっているなどの負荷があるとさらになりやすくなります。

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猫の種類によってはヘルニアになりやすい

マンチカンなどの胴が長くて足が短いタイプの猫は、なりやすい傾向にあります。

イギリスにて、2016年に行われた調査では、純血猫・ブリティッシュショートヘアーペルシャなどが椎間板ヘルニアになりやすいファクターが高いとされました。

マンチカンのような小型で足が短い猫は、軟骨形成に異常を持っていることが多いです。

その上、椎間板の繊維輪が普通の猫よりもろいと言われています。だから、椎間板ヘルニアになりやすいのです。

なるべく、腰に負担がこないような生活をさせることが必要ではないでしょうか。

椎間板ヘルニアの時はこんな症状が出る

椎間板ヘルニアの時はこんな症状が出る

椎間板ヘルニアになったかどうか、猫は話せないので言葉で伝えることができません。

明らかにおかしいと思える症状が出ますので、チェックしてみてください。

最初に感じるのは、「歩き方がおかしい」ということでしょう。それ以外の症状は次の通りです。

  • 運動を嫌がる(横になったり、じっとしている)
  • 足を引きずっている(後足の痛みや麻痺)
  • 歩くたびに後ろ足に力が入っていない感じ

このように、歩き方が少しでもおかしいと思ったら動物病院への受診をおすすめします。

愛猫を受診させる時は、嫌がって暴れることがあります。腰のあたりを圧迫しないように抱き上げるようにしましょう。

早い段階で連れて行けば、手術など愛猫に痛い思いをさせなくても済むからです。

主な治療方法としては以下になります。

  • 内科療法
  • 外科療法
  • リハビリ

このうちどのような治療になるかは、椎間板がどの程度出ているかによりますので、獣医からしっかり説明を受けましょう。

椎間板ヘルニアになってしまった時の対策!

椎間板ヘルニアになってしまった時の対策!

椎間板ヘルニアになってしまったら、手術などをした場合、入院等になります。

それ以外は自宅での安静・療養になるでしょう。そんな時に必要となってくる介助・対策をご紹介します。

排泄の補助

どの部分で神経を圧迫しているかによって、補助の仕方も変わってきます。

神経麻痺が膀胱や直腸にまで及んでいる場合、自分でトイレに行って排泄することができません。

その場合は尿道に「カテーテル」と呼ばれる細い管を入れます。排便は、浣腸をするなどが必要です。

神経麻痺が足の方だけで、自力で排便ができる場合は、トイレまで連れていくかケージの中にトイレシートなどを敷くかおむつをするかして、排便をさせる方法を取ります。

いずれにしても手助けが必要です。

 

歩行の補助

神経麻痺がひどい場合や、高齢で運動機能の回復が見込めないような場合は、猫用の車いすが必要となるでしょう。

その場合は、獣医から話があると思いますので、受診もして補助用具を用いてと、愛猫の生活を守ってあげる必要があります。

関節の弱い動物用の昇降台も販売されていますので、環境的に必要な場合は用意してあげるといいでしょう。

ベッド・寝床の見直し

猫にとってベッドや寝床は長時間居座る場所です。

だからこそ、出来るだけ体に負担がかからない環境を用意してあげる必要があります。老猫だったり病気で介護が必要な猫の場合はなおさらです。

飼い猫が愛用しているベッドや寝床のクッション性が低い場合は、同じ場所に居続けても体に負担のかからない体圧分散タイプを用意してあげましょう。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

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まとめ

飼い猫が椎間板ヘルニアになってしまったらと思うと、本当にかわいそうな気持ちになりますよね。できるだけ予防のためにさまざまなことをしてあげなくてはいけません。

肥満にしないように食事の管理をするなどがこういう場面で思い出されるでしょう。

猫は話すことができません。そのために、飼い主がしっかりと面倒を見てあげなくてはいけないということがお分かりになると思います。

椎間板ヘルニアは、人間がなっても痛みとしびれで本当に苦しみます。(何年も苦しむ人がいるくらいです)

愛猫がそんな病気になってしまわないために、予防を普段から気をつけてあげましょう。

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