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想像妊娠か?猫でも起こりうる偽妊娠と類似の病気の判別

      2018/01/01

想像妊娠か?猫でも起こりうる偽妊娠と類似の病気の判別

うちで飼っている猫も経験あることなのですが、『偽妊娠』(ぎにんしん)ということがたまに起こります。いわゆる想像妊娠です。

1度起こると、何回も繰り返してしまうことなので、猫にとってはストレスになりますし、体の状態にも変化が起こります。

妊娠したのではないかと思ってしまうくらいに妊娠と同じように体が変わりますので、注意が必要になります。


猫の妊娠について

猫の妊娠について

『偽妊娠』のお話しをする前に、妊娠のことをさらっとお話ししますね。

猫の妊娠期間は約2カ月です。飼い主が気がつき始めるのが妊娠20日目くらいと言われています。

この頃になると、1週間ほど食欲が落ちるからです。(人間でいうところのつわりのような症状です)

そして、その頃から少しずつ乳首がピンクや赤っぽく色が変わり、膨らんできます。

猫の乳首は、お腹のあたりをよく探さないとわからないくらいの大きさです。それなのにはっきりわかるようになります。

食欲が極端に落ちてきたら、色や大きさをよくみてあげましょう。

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猫の偽妊娠とは?

猫の偽妊娠とは?

『偽妊娠』は、妊娠していないのに、まるで妊娠をしたかのような姿や動きをすることを言います。

母乳が出てきてしまったり陣痛のような徴候がみられたりします。

偽妊娠は45日程度で治まります。長く続くことはありません。

うちの飼い猫(当時2歳:メス:MIX)に、妊娠の兆候が見られるようになり、家族で喜んでいました。

安心して生むことができるように準備したり、名前なども考えたりしていたくらいです。

逆子などの心配がないかと動物病院へ受診したところ、妊娠をしていないことが発覚しました。

想像妊娠であると告げられたときは、本当にショックだったのを覚えています。


こんな症状が出ます

偽妊娠では、本当に妊娠したかのような症状が出ます。

  • 乳房の色が変わり大きくなる
  • 母乳が出る
  • イライラして怒りっぽくなる
  • 一時的に食欲が低下する
  • お腹が膨らんでくる
  • 生む場所を探し出す
  • 突然動かなくなることも

以上の症状が一般的です。

中には、子猫の代わりにぬいぐるみを可愛がったり、お乳をあげようとしたりすることもあります。

また、攻撃的になり飼い主に「シャー!」と言ったりする猫もいるくらいです。

原因と頻度

偽妊娠は、ホルモンの異常分泌によって起こるようです。

発情後の黄体ホルモンが異常に分泌されることによって、妊娠したかのように体が反応してしまうからです。

これによってさまざまな症状が出るわけですが、乳腺が熱をもって腫れることがあります。このような場合は、すぐに受診して治療が必要になります。

一度偽妊娠をやってしまうと、発情期ごとに繰り返すことが多いです。(最初に紹介したうちの猫も数回繰り返していました)

妊娠を望まない場合は、避妊手術を受けさせれば偽妊娠は起こらなくなります。予防方法として有効的と言えます。

偽妊娠の後

偽妊娠の後は、ストレスのせいか毛がパサパサになってしまったり、イライラから攻撃的なところが残ってしまったりすることがあります。うちの猫がそうでした。

落ち着くまではそっとしてあげて、様子をみることしかできなかったです。

そのうちに元に戻りますが、避妊手術は本当に大切だと思い知らされた出来事でした。


偽妊娠のような症状をみせる別の病気の存在

偽妊娠のような症状をみせる別の病気の存在

妊娠や偽妊娠のような症状が出てくる病気が存在していることを知っていますでしょうか。

お腹が膨れてくるだけでなく、外陰部から分泌物が出ていることが見られた場合は、妊娠でも偽妊娠でもありません。

『子宮蓄膿症』という病気の可能性が高いです。

子宮蓄膿症とは?

発情後の黄体期に細菌が子宮内に入り込んで増殖して起こります。

しばらくぶりに生理がきた後に、原因菌である大腸菌・ブドウ球菌・サルモネラなどが悪さをします。

発情後は免疫力が低下しているため、注意が必要です。

「おかしい」と思ったら、すぐに獣医の診察を受けましょう。

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症状

最初のうちは症状がほとんどないため、悪化するまでわかりません。とても厄介な病気と言えます。

  • 元気がなくなる
  • 食欲が落ちる
  • 吐き気
  • 外陰部から膿が出てくる

以上の症状が出てきます。

「おかしい」と気づいたら早い段階で受診をすれば、助かる率が高まりますが、死亡してしまうこともある怖い病気です。

避妊手術を受けていれば、偽妊娠と同じで予防することができます。

まとめ

偽妊娠は、避妊手術を受けていないメス猫全てに起こり得るものです。(ただし、まれな病気でもあります)

飼い主が妊娠を望まないのであれば、早い段階で避妊手術を受けるようにしてあげましょう。

かわいそうなことになってしまうのであれば、事前に予防してあげることをおすすめします。

また、違う病気になってしまうこともあるというお話しをさせていただきました。

これも避妊手術で予防ができます。大切な猫が突然死に至るなんて本当に心苦しいものです。

そんなことにならないように、先に手を打ってあげたいものです。経験したからこそ、そう思うのです。

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