猫にはシステムトイレがおすすめ!?カバーもあった方がいいの?
2018/04/18
猫を初めて飼うと「トイレってどうしたらいいの?」と迷うことも多いかと思います。また、猫のトイレは日常的なお手入れが必要になるので、飼い始めた後はトイレの後始末が億劫となってしまいがちです。
最近では様々なメーカーからトイレの処理や臭い対策を簡単にできる便利なトイレグッズが発売されていますが、それはとてもありがたいことですね。猫のトイレ本体はずっと使えるものですし、最初から便利なグッズをひと通り揃えておけば日々のトイレ処理がとっても楽になります。
そして早い段階から猫にしつけをして慣れてもらうこともできるメリットがあります。特にトイレ本体は造りがしっかりした物を丁寧に扱えば一生使えますので、猫にとっても同じものを使い続けられる安心感があると思います。
ただ、初めて猫用のトイレを買いに行った場合、あまりの種類の多さに驚くことと思います。その中でも、猫用の「システムトイレ」は一番の人気を誇っています。
でも、一番に思うことは、「猫用のシステムトイレって何?」ではないでしょうか。最近では単に「猫のトイレ」と言えばシステムトイレを指していることもあるほどメジャーなタイプとなっています。
私自身も新しいトイレを買いに行った時に「は?」と思ったくらいですから、初心者の方はもっと不思議に思われることでしょう。そうならないために、今回は猫のトイレについて、おすすめの種類やシステムトイレ、それに必要なトイレグッズなども併せてご紹介します。
人気のトイレもいくつか厳選してピックアップしましたので、これから購入を予定している人は参考にしてみて下さい。
猫用トイレで人気のシステムトイレってどういう物?
システムトイレという言葉で思い描くのは、人間が使うようなトイレで、何でも自動のようなイメージが強いのではないでしょうか。(私もそうでした)
『猫用のシステムトイレ』とは、トイレ容器の構造が普通の物とは異なっている物で、トイレの掃除が1週間に1回程度で済む猫用トイレのことを言います。お手入れの手軽さもそうですが、主に臭い対策として利用している飼い主さんが多いです。
ではその仕組みをみてみましょう。
おしっこやおしっこが含んだ猫砂は、システムトイレの中の『すのこ』の下に落ちるようになっています。おしっこ自体は、トイレの下にセットしてある吸収マットやシートに流れ、そこに吸収されます。マットやシートは、1匹の数日分のおしっこを給水できるので、トイレ掃除の回数が少なくなるというわけです。(便は毎回必要)
システムトイレと言っても、全自動トイレではありません。だから、電力を必要としません。大体どういった物かがお分かりいただけましたでしょうか。後ほど紹介するシステムトイレの商品を見れば分かりやすいと思います。
システムトイレのメリット&デメリット
仕組みがわかったところで、猫用システムトイレのメリットとデメリットをみてみましょう。購入を決める際にかなり役に立つはずです!
メリット
- おしっこの処理がだいたい週1回で済む
- マットやシートに消臭効果があるので、ニオイが気にならない
- システムトイレの下にセットするマットやシートの交換が非常に楽
- トイレが組み立て式ではあるが、比較的簡単にできる
- トイレの砂は選べ、周辺に飛び散ることが少なくなる
このように今までの猫用トイレの常識『トイレ掃除は毎日必要』が変わってくるので、忙しい飼い主さんでも比較的楽です。
デメリット
どのような物にもデメリットはあります。そこは無視して通ることができません。自分のライフスタイルに合うかどうかを考え、妥協できるかどうかという判断基準になる部分です。
- 専用のマットやシート、猫砂を必要とするので他のトイレよりも費用がかかる
- 常に在庫を用意しておく必要がある
- ニオイが完全に消える物ではない
- 排便をしたら必ず取らなければならない
- トイレの下部のトレーにおしっこが溜まってもれてしまうことがある
一番大きなデメリットは費用がかかってしまうことかもしれません。ではいったいどのくらいかかるのか見ていきましょう。
システムトイレに必要なグッズと費用
猫用システムトイレに必要なものと、それぞれどのくらいの費用がかかるのか考えてみましょう。ホームセンターやペットショップでも販売されていますが、ネット通販を使えばかなり安く購入が可能です。しかも宅配してくれるのでまとめ買いが便利です。
トイレ用品は消耗品だしどうせ使うものなので、私はまとめて数カ月分のケース買いをして単価を安く抑えています。ではシステムトイレに必要なものを本体から順に見て行きましょう。
システムトイレ本体
トイレ本体の価格は、ハーフカバー(フードなしタイプ)で安い物だと2000円くらいから購入できます。ここではスタンダードなタイプを掲載していますが、後ほど様々なタイプのシステムトレイをまとめてご紹介します。
ドームタイプ(フード付き)であれば3000円程度から出ています。
システムトイレ専用のマットやシート
システムトイレには、トイレ下部にある引き出しに入れる専用のマットやシートが必要です。(消耗品)
- 木材で作られたマット:600円程度(6枚入り)
- 紙で作られたシート:1200円程度(100枚入り)
様々な種類がありますが、基本的にどれも使いやすいので人気のあるタイプを選んでおけば間違いありません。
猫砂(トイレ砂)
猫砂はペレットと呼ばれる大きな粒の物から、砂かきができるくらいの小さい粒まで選ぶことができます。
- 脱臭・抗菌の大きめな粒のチップ:1000円程度(4L入り)
- 脱臭・抗菌の小さめな粒のチップ:700円程度(2.5L入り)
- 脱臭・抗菌の極小粒のチップ:700円程度(2.5L入り)
システムトイレのメーカーによっては使える猫砂の種類(チップの大きさ)が限定されることもありますので、商品ページでしっかり確認しておきましょう。
また、猫砂を買いに行くのもかなり重労働になるので、通販でまとめて購入するのが便利です。
猫砂に関しては以下の記事も参考にしてみて下さい。
購入する際に費用を試算しておくと、年間で大体どのくらいかかるかが割り出せます。これを元に買えば、予算オーバーで途中からトイレを通常のものに戻すなんて事にならずに済みますので一度ザックリと試算してみて下さい。
ちなみに、うちでは現在3匹の猫を飼っています。そのためトイレは3つ用意しています。システムトイレの方が便利だし変えようと思ったのですが、3匹分だと思っていた以上に費用がかかるため、切り替えは諦めました。
猫友の家ではシステムトイレを使っているそうで、「掃除が大変ラクで、ニオイの問題が解消されてよかった!」と言っていました。(猫友談:3歳:オスのアメリカンショートヘアを飼っています)
これから猫のトイレを用意する人は、システムトイレがおすすめです。
おすすめの猫用トイレまとめ
amazonで特に評価の高い猫用トイレをピックアップしました。ここで紹介しているものはシステムトイレに限りません。必ずしもシステムトイレが良いかと言うと賛否ありますので、やはり購入者の口コミを参考にして扱いやすいものを選ぶのがベストだと思います。
様々な種類のトイレが発売されていますので、システムトイレかどうかの区別もつきにくくなっていますが、ご自分の飼育環境に合わせた用途で最適な物を選ぶといいでしょう。価格も安い物から高い物と様々ですが、口コミによる評価はどれも高くなっているのでおすすめと言えます。
ハーフカバータイプ
上部のカバーがなく空いているタイプです。掃除やお手入れがしやすいというメリットがありますが、ドームタイプに比べると臭いがやや出やすく猫砂が飛び散りやすいというデメリットもあります。
ドームタイプ
上部までカバーで覆われたタイプになります。臭いが出にくく、猫砂も飛び散りにくいです。
上から入るタイプのトイレ
通常の猫トイレは横から入りますが、上から入るタイプのトイレもあります。全体的にみると最近はこの手のタイプに人気がありますね。メリットとしては深さがあって臭いが出にくいこと、そして猫砂の飛び散りを防止できます。
上フタに溝があり、その部分で猫の足についた猫砂も落とせます。
全自動型トイレ
システムトイレは普通のトイレと比べれば幾分か手間が省けますが、掃除まではできません。そこで、なんと猫用全自動型トイレというものまであります。これはトイレ掃除を全自動で行ってくれるものとなります。
詳しくは次の記事を参考にしてみて下さい。
猫が用を足した後、しばらくしてから自動で掃除が始まります。綺麗な猫砂はそのままに、排泄物はコンテナに振り分けられるという仕組み。これなら臭いが出る前に処理できますね。
多頭飼いだったり、一人暮らしで自宅を留守にしがちの方は猫のトイレ処理に手を焼きますが、この全自動だとほとんどの手間を省け、愛用している人からすると手放せないほど便利なんだとか。
特に多頭飼いしている方に人気がありますね。機種にもよりますが1台で複数の猫の共用トイレとして利用できます。昔の全自動トイレは音が大きかったり、気が付けば停止していたりなどの誤動作も多かったみたいですが、最新タイプは欠点も改善されてかなり便利に使えるそうです。
デメリットとしては、全自動だけに価格が高いのとサイズが大きいこと。スペースに余裕がない部屋に置くのはちょっと厳しいかもしれませんね。でも、思っていた以上に軽いという声も。
猫のトイレ処理をできるだけ簡単にしたい人におすすめ!以下、口コミ評価の高いものをご紹介します。猫の全自動型トイレの多くがドーム型ですが、ハーフカバータイプもあります。カバーがないタイプはお手入れがしやすいですね。
猫トイレ用カバー本体
こちらは猫トイレ用のカバー本体です。この上から次に紹介する専用の消臭ファブリックカバーを被せれば、猫のトイレと分かりにくいお洒落なインテリアになります。扱いやすさを考えると、猫トイレはドームタイプよりもハーフカバータイプがおすすめです。
猫トイレ用カバー専用消臭ファブリックカバー
まとめ
猫のトイレは、ニオイ対策と掃除の大変さが大きな問題となっています。(もちろん私もその1人ですが…。)自宅で1匹飼う場合は、ひと月にトイレの消耗品がどの程度かかるかを試算すると、そんなに大きな額にはならないでしょう。
私のように多頭飼いする場合は、費用は月額×匹数で考えます。そうなると、どうしても大きな金額になってしまうことも予想されます。猫用システムトイレはメリットも大きく、大変に良いものです!これは断言できます。
ただ、費用の面も購入前に一緒に考えてから、どうするのかを決めた方が良いと思います。初期費用として余裕があるならば、先にもお伝えしたように、最初からしっかりとしたトイレ本体とそれに付随した消耗品をひと通り用意することをおすすめします。
ずっと使えるし、日々のトイレ処理が楽になります。後からだと、途中から猫にトイレが変わるということを教えないといけなくなりますし、トイレが変わることでストレスを感じてしまう猫もいるからです。飼い猫の精神的な安定を考えてあげることも大切です。
猫の臭いにお悩みの方は以下の記事も参考にしてみて下さい。トイレなども含めて消臭グッズを紹介しています。
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