猫についてしまうダニやノミの対策と発見した時の対処法

猫の血を吸って、さまざまな病気や症状を引き起こすダニやノミ。室内で飼っている場合はそんなに心配はないと思われるでしょうが、もらってきた時についていたり、散歩に連れ出すことでついてしまうなど、ちょっとしたことで寄生します。

ダニやノミが原因で猫がかゆがっているかもしれません。ここでは、いつの間にかついてしまうダニやノミの対策と発見した時の対処法について紹介します。

猫に寄生するダニ&ノミと被害

猫についてしまうダニやノミの対策と発見した時の対処法

ダニやノミは小さいので人の目にはなかなか映らないことが多いです。でも、猫の様子を見ておくと、頻繁に掻いたり体を噛んだりしますから、その姿を見かけたら寄生を疑った方がいいでしょう。

主な症状として挙げられるのが、かゆみ・アレルギー反応・脱毛です。毛をよけて皮膚を見てみるとわかるのですが、赤くなり発疹が出ていることもあります。それにかゆみによって毛が抜けることもあります。

寄生する場合大半は耳につきます。だから、耳を頻繁に動かしていたり掻いたりしている場合は、ダニやノミがついていないかチェックしましょう。

以前飼っていた子(当時1歳:オス:MIX)は、1度だけ外に出てしまったことがあります。幸いすぐに発見して家の中に入れたのですが、数日後しきりに耳を掻いていました。おかしいと思い、耳を見ると5mmくらいに膨れたダニが2匹ついていました。

また、実家の子(当時2歳:メス:MIX)と遊んでいたときのこと、耳を掻くので、もしかしてと思って、毛をよけてダニがついていないかを見ました。しかしその時は見当たりませんでした。でも耳の中は黒っぽいものがポロポロとしている状態。「耳垢が出ているせいかな」と思い、耳掃除をしてあげました。

親の話ではその後も同じような症状が続いたため、動物病院に連れて行ったら、「耳ダニが寄生している」とのことでした。

ノミとダニの違い

ノミとダニの違い

ノミとダニは、生き物の血を吸うので似ているように感じるかもしれませんが、まったく違います。しかし、この2つはアレルギーを引き起こすことがありますので、愛猫だけでなく、飼い主さんも注意が必要です。

ノミの特徴

生き物の血を吸います。猫に限ったことではなく人間も例外ではありません。ノミは体温に反応して近づいてきます。ノミに刺されたらかゆみと皮膚の炎症が伴います。そのため、猫は噛んだり掻いたりしますので、皮膚がただれたり脱毛したりします。

この脱毛した部分や炎症が起きている箇所からノミの寄生虫が入り込んで悪さをすることもありますので注意が必要です。

ダニの特徴

ダニには多くの種類が存在します。その中でも猫に寄生するのは、マダニが多いと言われています(ヒセンダニなども多いですね)。

ノミと同じように寄生して血を吸いますが、違うのは吸う血の量です。ダニは体が膨れあがるほど吸うため、見てすぐにわかるくらいになります。小豆大に膨れることもあります。私が発見したのは、5mmほどありました!

種類によっては耳や顔などの見てすぐにわかる場所で血を吸いますが、耳の中や皮膚に穴を掘って卵を産みつけるものもいます。血を吸われてかゆみや炎症を起こしますが、種類や刺された箇所によっては痛みを伴うこともあります。

そして、さまざまな病気を引き起こすことがありますので注意が必要です。

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ダニやノミはどこからやってくるのか?

ダニやノミはどこからやってくるのか?

室内飼いの場合、どこにも出さなければ家の中でつくことはそれほどありません。しかし、譲渡会や拾い猫などの場合、始めから体についていることが考えられます。もらい受ける時に寄生している可能性があるかどうかや、駆除したことがあるかなど質問してみるといいでしょう。

それ以外にも外へ連れ出したときについてくるというパターンがあります。猫の散歩時、逃げ出した時、網戸越しに外で暮らしている猫との接触があったなどでも体に付着する可能性が高いです。

飼い猫にダニやノミがついてしまったら…

ダニやノミがついてしまったら…

まず、対処法としては当然のことですがしっかりと駆除します。ですが、手で取ろうとはしないでください「寄生する」と言われるくらいですから、しっかりと皮膚にくらいついていてなかなか取ることができません。

無理に取ろうとすると皮膚がむけたり、ダニやノミ自体がつぶれて、猫も人も皮膚炎を起こす可能性があります。見つけたら獣医にとってもらうのが一番安全です。

飼い主が取ってはいけない理由

ノミ・ダニを見てもつぶすことは良くありません。当時の私はそのことを知りませんでした。慌てて取ろうとしたのですが、耳にしっかりとくっついていて取れません。それで仕方なく動物病院へ受診して駆除してもらいました。

飼い猫の体にノミ・ダニを見付けても、取ってはいけない理由は次の通りです。

  • ノミやダニの体内にいる寄生虫の卵が爪に入り込む可能性がある。
  • 爪に入り込んでいる状態で食べ物を口に入れると人間にも寄生する恐れがある。
  • マダニの口はしっかりと猫の皮膚に差し込んであるため、体が取れても口が残ることがあり、それが原因で皮膚炎を起こしてしまう。

こういった状態は考えただけでも怖いですよね。最も良いのは、専門家である獣医にお願いすることなのです。気をつけないと人体にも影響を及ぼします。見つけたらすぐに対処が必要です。

私たちが目にするダニやノミは成虫です。たまごや幼虫の段階の時は目に見えません。もしかしたらそれらが成虫になって、再駆除しなくてはいけないことも少なくないようです。

ちょっとした外部との接触でついてしまいますので、「おかしいな」と感じたら定期的に耳や毛をよけて皮膚を見てあげるようにしましょう。

ノミやダニはとても強い生き物で、1年中活動していることがわかっています。特に暖かい季節や室内の他に、湿気の多い梅雨時期は、動きが活発になりますので予防が大切です。

多頭飼いをしている飼い主さんは、1匹にノミやダニが見つかったら、他の子たちみんなに寄生している可能性があると考えてください。ノミやダニの成長段階「卵・幼虫・サナギ・成虫」のどれかが飼い主さんだったり、猫だったりを介してうつっていることがあるからです。

目には見えないのでとてもそうとは感じられないのはよくわかります。私も同じでしたから。繰り返し繰り返しローテーションのようにかかるのを目の当たりにして、「全部駆除対象にしなければならなかったんだ…。獣医の言うことを聞いておけばよかったな。」と後悔しました。

1匹に見つかったら、全部の飼い猫を対象に駆除をお願いします。

ダニ・ノミ対策と予防方法

ダニ・ノミの対策と予防方法

「シャンプーを年に数回行っているから大丈夫!」と話している人がいましたが、それだけでは不十分です。予防するのに、もう少し手をかけましょう。他にもポイントをあげておきます。

草むらに行かない

マダニは、草むらに多く生息しています。散歩中にそんなところを歩かせたら、シャンプーをしても駆除してもまたついてきてしまいます。ですから、散歩ルートから草むらをできるだけ避けましょう。

掃除をする

いったんついてきたダニやノミは、家の中のほこりや寝床など温かい場所で繁殖やふ化をし始めます。そうなればあっという間に増えて、多頭飼いをしていたら他の猫にも移りますし、人にもかゆみなどの症状が出ます。

そうなる前にしっかりと掃除をしましょう。できるだけ掃除機をかけて床やじゅうたんなどにいるものを取りましょう。愛猫の寝床も洗濯したり新しい物に変えるなどすることをおすすめします。

ここで、かかりつけの獣医さんから教わった方法での洗濯を紹介します。

ノミやダニを退治するためには、熱の力を借ります。寝床や毛布などの洗濯には、水ではなく60度くらいのお湯を使います。ポットなどで沸騰させたお湯と洗濯機から出る水を使うことで60度くらいになります。洗う時間ですが、普通の洗濯時間では短いので、10分に設定して洗うことをおすすめします。

そうすれば、成虫だけでなく、その卵や幼虫なども退治することができるからです。ノミやダニは意外としぶとい生き物なので、徹底して行うことが大切ですよ!

お湯が使えない場合は、スチームクリーナーやアイロン(スチームモード)を使ってみてください。マットレスなどもこれを使うといいと思います。

飼い主さんのお布団やベッドで寝ている子の場合は、布団乾燥機を使うといいですよ。ちなみに天気の良い日に天日干しもいいです。ただし、ある程度の時間が経ったら裏返して両面を日に当ててくださいね。そうしないと、暖まっていない部分に集まってきてしまうそうです。

ノミ取りシャンプーを使う(医薬部外品)

ノミ取り首輪をつける

予防剤を使う

ダニやノミの卵が付いている場合、それがふ化したら大変なことになってしまいます。しかし、卵や幼虫なんてなかなか見えません。そのために『発育予防剤』を使います。

錠剤・注射・首に数滴たらすタイプなど種類がありますので、飼い猫にあったものを使うといいでしょう。ペットショップやホームセンターのペットコーナー、ネットでも売られています(市販薬)。

一度ダニやノミがついて獣医にお世話になった子は、動物病院で売られているもの(動物用医薬品)を勧められると思います。メジャーなものでは、フロントラインプラスですね。

まとめ

猫についてしまうダニやノミは、その話をするだけでもかゆみを感じてしまいますよね。話だけでもそうなのですから、実際についてしまった飼い猫はもっとつらいと思います。

駆除は大変(金銭的・時間的など)ですが、再駆除しなくてもいいように、獣医がOKを出すまで通って、しっかりと治すことを心がけましょう。ダニやノミは厄介ですが、意識して予防することが対策のひとつです。

ぜひ、実践してみてくださいね。

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