猫は水に濡れるのが嫌いなの!?お風呂の入れ方と知っておきたい注意点

猫は水に濡れるのが嫌いなの!?お風呂の入れ方と知っておきたい注意点

猫の入浴の動画などを見れば、「どんな猫でもお風呂に入るのではないか」と思ってしまうかもしれませんね。

しかし、猫は水が苦手な生き物です。濡れることを嫌いますので、入浴はおろか、シャワーを浴びさせることでもかなり苦戦します。

ただし、猫によっては湯船につかったり大人しくシャワーを浴びる子もいます。こればかりは猫の性格や性質によるものですので、どうにかしようと思っても何とかなるものではありません。そのことは理解していただきたいと思います。

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猫がお風呂を嫌がるワケ

猫がお風呂を嫌がるワケ

まず、猫はお風呂が苦手というより、水に濡れることが苦手なんです。

雨の日や雪の日に、外で野良猫を見ることが少ないと思います。これも水を嫌う習性があるため、軒下などの濡れないところに身を寄せているのです。このことからわかるように、濡れることを本当に嫌います。

子猫の時から慣らすことも難しいかもしれませんが、やってみる価値はあると思います。でも、無理強いするのは良くありません(ストレスを溜めてしまいます)。

猫は、毎日一生懸命に毛づくろいをしています。それは、お風呂に入らなくてもいいように、ザラザラの舌で毛並みを整えているのです。

猫の毛は、水に濡れてしまうと毛並みがキレイに整わなくなってしまいます。ですから、雨の日や雪の日などは濡れることがないように軒下などに隠れているのです。お風呂に入るのも同様ですよね。

猫に入浴は必要?

猫に入浴は必要?

「入浴は毎月させなくてはならないのでは?」と私も最初の頃は思っていました。シャンプーと入浴を同じように考えていたからです。

しかし、獣医に言われたのは、「毛がどうしようもなく汚れてしまった時など、年に1回程度あるかないかと考えてください。たいていは、シャワーだけで十分取れますし、猫も毛づくろいをしますから本当は必要ないんですよ。」でした。

シャンプー=お湯につかるではないとのことでした。シャワーをかけて、毛を濡らしシャンプーすることで十分なので、無理矢理入浴させる必要はないようです。無理強いすれば、ひっかかれますし、浴室内を暴れ回るので気をつけましょう。

猫のシャンプーについては以下の記事も参考にしてみて下さい。必要な物や洗い方、頻度などもご紹介しています。

猫のお風呂の入れ方

猫のお風呂の入れ方

「猫をお風呂に入れる」というのは、湯船に浸かるというよりは、シャワーで体を濡らしてシャンプーをしてあげることです。

下準備として、爪を切っておきましょう。水が苦手なので、どうしても飼い主にしがみつこうとします。ひっかかれるなど傷を作ってしまいますので、爪切りは必須です。

  • シャワーの温度をぬるめ(31~35度程度)に設定し、体(頭はNG)を濡らしてあげる
  • 毛がしっかりと濡れたら、猫用シャンプーで全体をしっかり洗ってあげます(手早く)
  • 首から下がしっかり泡立って洗えたら、ぬるめのシャワーでしっかり流しましょう
  • 泡がすっかり落とせたら、手で水を切ってあげます
  • 大ざっぱでも水分を落としたら、バスタオルでくるんで水気を拭き取ります
  • ドライヤーを使って(猫の体から30センチ以上離して!)よく乾かします

これがお風呂の入れ方です。できるだけ浴室などで水にさらす時間を短くしてあげてください。苦手な物にさらされるのは、飼い主だって嫌なものですよね。猫も同じと考えてください。

シャワーを使うときは要注意です。温度に気をつけることはもちろんなのですが、最初は熱いお湯が出ますので、手で温度を確認してからシャワーを使うようにしましょう。

著者もそれで失敗をしたことがあります。保護猫をもらってきたときのことです。お風呂に入れないといけないほど臭っていましたし、毛がベタついてもいました。

成猫で人に慣れてもいましたし、お風呂場に入れても嫌がっていなかったので、お風呂の経験があると思い、その場で洗ってあげようとしたのです。シャワーを低めに設定してありましたので、気にせずそのままかけたところ、熱かったのでしょう。思い切り手を咬まれました。

手がすごく痛かったですが、この猫がどんなに怖い思いをしたかと思うと悪いことをしたなと反省の気持ちでいっぱいでした。数日は、エサの時しか近くに来てくれませんでした。当然のことですが…。

著者のような失敗をしないように、出だしのシャワーの温度にも気をつけましょう。

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お風呂に入れた方がいい猫とは?

お風呂に入れた方がいい猫とは?

猫は水に濡れることを嫌う生き物ですが、お風呂に入れてあげた方がいい子がいます。

  • 長毛種や毛の量が多い猫
  • 保護猫など外から来た猫(外に遊びに出る猫も含む)
  • 不妊手術を受けていない猫
  • いたずらなどをして汚れてしまった猫

などです。

長毛種や毛の量が多い猫

長毛種などのように毛が長く量の多い子は、普段のブラッシングや毛づくろいだけでは不十分です。ちょっとしたゴミやホコリなどが毛に付きやすく取れにくくなってしまいます。また、毛が絡まりやすいために毛玉になりやすいことも理由です。

うちにいた長毛種は、本当に毛の長い子で、適度にお風呂に入れないと、毛が絡まってブラシが通らなくなってしまったり、ゴミが絡まっていたりすることがありました。抜け毛が舌に付いてしまって取ってあげなければならないこともありました。

それらを防ぐためにお風呂に入れることをおすすめします。長毛種の頻度は、1ヶ月~1ヶ月半に1度程度でいいかと思います。

保護猫など外から来た猫

外から来た猫は、完全室内飼いの猫と違って毛づくろいやブラッシングだけではキレイになりません。それに、外から害虫や菌などを持ち帰ってくることもあります。病気になってしまうのは困りますよね。

著者も数回飼い猫が外へ出てしまったことがあります。庭だけで道路へ出てしまうようなことはなかったのですが、ちょっとの時間外にいただけで、砂やクモの巣などさまざまな物がくっついていました。濡れタオルで拭きましたが、途中から「お風呂に入れた方がいいな」と思い直したのです。

外へお出かけした猫だけでなく、保護猫が初めて我が家にやってきたときもお風呂に入れてキレイにしてあげることをおすすめします。

この時ばかりは、猫が嫌がっても後々病気などにさせないために必要です。おやつを与えるなどして気を引きながらでもキレイにしてあげることをおすすめします。

不妊手術を受けていない猫

去勢・避妊手術を受けていない猫は、スプレー行為を行うために、特殊な強いニオイのするおしっこが足にかかることがあります。足だけで済めばよいのですが、生殖器周辺についてしまっていますから、とても臭います。一緒に生活していく中でこのニオイはキツイでしょう。ですから、お風呂に入れて尿汚れやニオイを落としてあげる必要があります。

いたずらなどをして汚れてしまった猫

通常のいたずらであれば問題はありません。お風呂に入れなければならないようないたずらというのは、液体や粉類などを体にこぼしてしまった場合です。

たとえば、香水や食用油、小麦粉やパン粉などです。液体に関しては強いニオイが残り、嗅覚の鋭い猫にとっては大変です。油類もベタ付きがひどく猫が口にしたら良くないためです。

粉類は、「払ってあげれば済む」・「ドライシャンプーで済むのでは」と思う飼い主さんもいることでしょう。しかし、皮膚についてしまうくらい大量の場合や、粉自体が古くダニがいる場合などもあります。それらを考えたら猫にとって良くありませんよね。だからお風呂に入れてキレイにしてあげる必要が出てくるのです。

いきなりお風呂に入れるのではなく、液体類は拭ける分を拭き、粉類ははらえる分をはらってから入れるようにしましょう。そうしないと固まってしまうなど洗うのが大変になります。

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お風呂が嫌いだけでなく、ドライヤーの音も嫌

お風呂が嫌いだけでなく、ドライヤーの音も嫌

猫は濡れることが嫌いですが、ドライヤーの大きい音も嫌います。猫の聴力も人間以上にあります。だからドライヤーの音も嫌がります。嫌がるだけで終わらず、パニックになってしまう子もいますので使う時は本当に注意が必要です。

乾かす際は、タオルドライを十分にします。タオルを使っておこなうのですが、数枚は必要です。著者宅ではタオルは3~5枚(短毛種)使っています。なるべく水分を取り去り、ドライヤーを使う時間を短くするためです。

猫の毛は予想以上に水分を含んでいます。ですからしっかりと拭き取りましょう。猫友の中には、水泳用のスイムタオル(スポーツ用品店などで販売されています)を使っている人もいます。水分の吸収がすごく良くて、絞って何度も使うことができるからだそうです。

しっかり水分を取って乾かした後は、ドライヤーでさっと乾かすのですが、首から下だけに使います。そして同じ場所に当てないようにします。(やけどをさせないため)

猫によってはこの風を嫌がる子がいます。風に吹かれるのが好きな子と嫌がる子といます。(ちなみに、著者宅では半々です。)

暖かい季節であれば、ある程度ドライヤーを当てて乾いたら、後は自然乾燥でもいいでしょう。しかし、寒い季節はしっかりと乾かしてあげないと風邪を引いてしまいます。どうしてもの場合は、ある程度乾かしてから、体温がさがらないようにこたつに入れるなどすることも必要です。

お風呂場が気になる猫もいる

お風呂場が気になる猫もいる

これまでは、水が苦手でストレスになってしまう猫のことを書いてきましたが、私が知っている猫の中で、お風呂場が気になる猫がいましたので、紹介したいと思います。

飼い主の入浴中は、扉の前で

実家で飼っている猫3匹(オス:5歳・メス:2歳・メス:1歳、共にMIX)は、水嫌いです。

シャワーすると「アオーンアオーン」と鳴いて大変なことになるのですが、父がお風呂に入ると、脱衣所に3匹並んで座り、父がお風呂からあがってくるまで待っています。

あがってきた時に水滴などがかかるのですが、それには目もくれず、あがってきた父の足に3匹でまとわりついています。父の足が毛だらけになってしまうのは言うまでもありません(苦笑)

濡れるのイヤだけど、おもちゃが…

猫友の家にいるアメリカンショートヘアー(オス:6ヶ月)は、やはり濡れることが大嫌いです。でも、猫友の子どもが遊ぶ用のお風呂おもちゃに夢中なんです。濡れることに怯えながら、お風呂に入ってきておもちゃを取ろうとします。肉球が濡れているのもかまわず、おもちゃに夢中になってしまっています。

一度は入浴中に入ってきて、湯船の中にたくさんあるおもちゃを取ろうとして、湯船の中に落ちてしまったそうです。でも、毎日おもちゃと戯れたくてお風呂場に来るそうです。

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風呂の水を飲み出す

うちの猫(オス:1歳・MIX)も濡れることが大嫌いで、毎回シャワーに苦戦しています。しかしお風呂場が好きで、私が入浴していると必ず扉をカリカリして「入れろ」の合図をしてきます。そして入ってきてからは湯船に落ちないようにバスタブの縁を歩き回ったり、バスタブについている水を舐めたりします。

さすがにお風呂のお湯は飲みませんが、「お風呂嫌いなのに、どうしてこんなことするんだろう?」と毎日不思議に思っています。

器用に湯船のふちを歩いていましたが、先日はとうとうすべって湯船に落ちてしまいました。慌てて助け出しましたが、怖がって著者の腕にしがみつき、腕は傷だらけになりました。猫はびしょ濡れになってしまいました。急いで乾かしたのですが、よほど驚いたのでしょう。体が震えていました。

そんな怖い思いをしたのに、それでも数日後には、湯船のふちを歩いていました(笑)そして今も続けています。

お風呂場に慣れさせるために

お風呂場に慣れさせるために

水が嫌いを直すことはできないと思いますが、お風呂場に慣れさせることはできます。お風呂場に入って来られるようになれば、シャワーがとても楽になります。

お風呂場に興味を持ってもらう

洗い場が濡れていない状態にしておきましょう。足に水が付くと嫌がりますので、興味を持って入ってきてもらうためには乾いている方がいいです。

そして、必ず浴槽の水は抜いておきましょう。猫を溺れさせないためです。浴槽にふたをしておくから大丈夫ということはありません。偶然が重なれば、事故が起きてしまいます。猫の命を守るためには絶対に必要です。

飼い主さんの入浴を見せる

飼い主さんが入浴するときに少しだけ扉を開けるなどして様子を見せてあげましょう。その際に水がかからないようにしてあげるといいでしょう。

子猫や成猫でも寂しがり屋な子などは、飼い主さんの行く先々について行きます。少しだけ扉を開けて見せてあげれば入ってくる子もいるかもしれません。

子ども用おもちゃを見せる

お風呂場に近寄れるようになったら、子どもがお風呂で遊ぶようなおもちゃ(動くもの)を見せてあげると、寄ってくることがあります。特に子猫や好奇心旺盛な子には効果てきめんです!楽しいものがあることを知ると、嫌がらずに入ってくるきっかけとなります。

まとめ

猫はお風呂が嫌いなのではなく、水に濡れることが嫌いだということをわかっていただけたと思います。

入浴させようと思ったりせず、シャワーして体をきれいにしてあげることがメインです。猫によっては興味を示して浴室に入ってきたり、たらいなどに溜めた湯の中に入ったりする子もいます。でも、それは本当に特例だと思ってください。

猫の飼育知識
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