猫の餌はどれがベスト?キャットフードの種類や与えてはいけない食べ物を知っておこう!

猫の餌はどれがベスト?キャットフードの種類や与えてはいけない食べ物を知っておこう!

一昔前までは、残った味噌汁をごはんにかけて、その上にかつお節をかけたものなどを猫の餌としていました。でも、今はそんな食事をさせてはいけません。愛猫の健康の事を考えて、基本的にはキャットフードを与えます。ただ種類もタイプもさまざまありますから、きちんと選ぶ必要があります。

また、猫は人間の4倍ほどの速さで歳をとりますから、気がついたら老猫の年齢になっていたということもあります。子猫時代や若い成猫の時代とは体が変化してきますので、当然餌の見直しをしなくてはいけません。

この記事では、猫の餌についての全般知識(キャットフードの種類、年齢に応じた切り替え目安、与えてはいけない食べ物など)をまとめました。あなたの愛猫にとってのベストな餌を選ぶにあたってぜひ参考にしてみて下さい。

なお、子猫(赤ちゃん猫)のミルクや離乳食についてはこちらの記事を参考にしてください。



キャットフードの種類

キャットフードの種類

主食として与えるものやおやつとして与えるものなど、キャットフードには種類があります。その時々に応じて与えましょう。パッケージの表記をよく見ると書かれてあります。

総合栄養食

普段の餌として与えるものを指します。カリカリしたものや柔らかいタイプのものがそれにあたります。基本的にはこれが毎日の食事となりますので、総合的な栄養が摂れるキャットフードを用意しましょう。猫の年齢・月齢や体調によって変えてあげることが必要な場合もあります。

一般食

総合栄養食とは別で、人間でいうとおかずのようなものです。人間も主食ばかり食べませんよね。猫も同じです。缶詰に入っていたりするので、表記を確認しましょう。

療法食

これは、病気療養中や食事療法が必要な猫が食べる餌です。動物病院などで手に入れることができます。

病気・症状別に最適なタイプがラインナップされています。

キャットフードのタイプ

キャットフードのタイプ

猫の餌はペットショップやコンビニなどで買うこともあるかと思います。今はさまざまな種類がありますから、育ち具合や体調の変化、猫の好みなどを考慮するために知っておくと便利です。以下のように分類できます。

ドライタイプ

言わずと知れた「カリカリ」しているタイプのキャットフードです。水分を10%以下に抑えているためにこのような状態になっています。このタイプのいいところは、歯に歯垢が付きにくくなることと、便の状態を一定に保つことができるということです。

子猫の場合、カリカリしすぎて食べることが難しかったり、砕くことができなかったりして食べられない場合もあります。子猫にあげる時は注意して見ておきましょう。

私も最初は知識がなく、カリカリしたもので十分と思っていたのです。でも、初めて飼った子猫にそれを与えていたところ、日に日に元気がなくなり、3日目にはフラフラで、慌てて動物病院に連れて行きました。

原因は、お腹の空きすぎでした。カリカリと噛んでいたので食べていると勘違いをしていたのです。実は、噛んではいたようですが、堅すぎてほとんど砕いただけで食べることができなかったようです。子猫には柔らかいものを与えることが必要だと学びました。(この時は、飼い主失格でした。)

人間からすると大丈夫だろうと思っていても、知らぬがゆえに大惨事になってしまうこともあるので、注意してあげて下さい。また、老猫の場合も同様に注意しましょう。

セミモイストタイプ

こちらは、わかりやすく言うと、半生になっているものを指します。水分量が25~35%くらいになっています。柔らかいので、子猫や歯の弱くなってしまった老猫には食べやすいのでおすすめです。

ただ、柔らかいがために歯にくっつきやすく、歯垢がつきやすくなってしまうという難点があります。(飼い主のケアが必要です。)

ウェットタイプ

こちらは、缶詰やパウチなどに入っている柔らかいタイプで、水分量75%以上のちょっと割高なキャットフードです。猫が大好きな魚や肉をふんだんに使っているので、あげるとかなり喜びます。また、余ったらラップなどして保存が可能なものも多く出ています。

しかし、値段が他のタイプに比べて高いことや、歯石沈着や口臭の原因となってしまうというデメリットがあるのも確かです。私は、何かいいことがあった日の特別なごちそうと考えてあげています。人間と同じように、たまにはいつもと違う餌やご褒美を与えてあげましょう。

目的別のケア用キャットフード

目的別のケア用キャットフード

また、それだけでなく、目的に応じて食べさせるものもあります。毛玉ケア・アレルギー対策・歯垢ケア・去勢・避妊期・妊娠期など、目的に応じて食べさせるキャットフードになります。

こちらは、ペットショップやネット通販などで購入することができますので、気になる場合は検討してみてもいいのではないでしょうか。

私のうちでは、毛玉がどうしても気になりますので、猫が苦しい思いをしなくてもいいように毛玉ケア用のキャットフードを与えることがあります。

毛玉ケアや去勢・避妊など、様々なタイプがラインナップされています。

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グレインフリー(穀物不使用)

近年、穀物アレルギーをもつ猫が増えていると獣医に聞きました。主に特定のタンパク質に体が反応を起こすとのことでした。こんなことになってしまうと、本当にかわいそうですよね。

動物病院でアレルギー検査をしてくれますから、アレルゲンとなるものを特定できればそれが入っていないキャットフードを与えましょう。どうしても見つからない場合は、動物病院で獣医とよく相談することをおすすめします。

こちらはグレインフリー(穀物不使用)で一番人気のキャットフードです。

世界中の愛猫家から支持される、イギリス産キャットフード『カナガン』

猫の年齢によってキャットフードを変える

猫の年齢によってキャットフードを変える

猫は、年齢によって食生活が変わってくることをご存じでしょうか。ペットショップなどでキャットフードの種類が多いことにお気づきかもしれませんが、成長の段階に合わせて餌を変えていくことがとても重要だからになります。その時期を大まかで分かっていれば、キャットフードの切り替えもスムーズにいくことでしょう。

  • 生後1歳まで:子猫用
  • 生後6歳まで:成猫用
  • 7歳~10歳まで:高齢猫用
  • 11歳~14歳まで:老齢猫用
  • 15歳以上:長寿猫用

このように、猫の年齢によってキャットフードが変わります。その時期の猫に必要とされる栄養が含まれているキャットフードには、健康を維持することができるようになっています。栄養状態が悪ければ、当然のことながら早い段階で体形や毛艶が衰えてくるでしょう。

そんなことにならないようにするためにも、きちんと選んで与えてあげることが必要なのです。飼育初心者はそのことに気がつかないことがありますので、心配になったら定期検診のときに獣医に質問してみることをおすすめします。(私も獣医から教わりました)

ただ、最近のキャットフードは全年齢(全ライフステージ)に対応しているタイプも増え、与える量で調整すれば良いのでとても便利になりました。

老猫のキャットフード

老猫のキャットフード

老猫用のキャットフードには、長生きできるようにと考えられて作られています。タンパク質・オメガ-3脂肪酸・ミネラルなどの栄養素がバランスよく配合されているだけでなく、関節のことを考えてグルコサミンなどが入っているようなキャットフードもあります。

病歴や定期検診などで獣医に言われたことなどを参考にしながら、飼い猫に必要な栄養素が入っていて、カロリーが低いものを選んであげましょう。動物病院でも売られていますので、相談をしてみるのもいいですね。

老猫用に切り替えるタイミングは?

愛猫を長生きさせるためには、老猫期に入ることをしっかりと考え、餌の面でしっかりサポートしてあげることが必要になります。キャットフードを徐々に変えることや、食べてくれない時の方法をいざという時のために準備・記憶しておくことは大切です。

飼っている猫が、血統猫かMIX猫かによってもタイミングが違いますし、健康状態などでも変わってきます。そのため、キャットフードを切り替える時期が個々で異なってきますが、おおよその目安を知っておくといいでしょう。

概ね、7~10歳を目安と考えてください。猫の年齢で考えるとこのくらいで老猫期に入ります。病歴がある場合は、元気な猫に比べて早い段階で体の衰えがあらわれてくることがあります。判断が付けにくいときは、獣医さんに相談してみるといいでしょう。

老猫の長生き健康維持をコンセプトにした製品もあります。

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内蔵を老化させないために

好きな物ばかり食べていると内蔵が弱っていきます。内蔵が弱れば、寿命も短くなってしまいます。そのため、『バランスの摂れた食生活』が推奨されているのです。

これは人間だけに限ったことではありません。猫も同じです。食生活を整えることで、いつまでも元気で生活することができます。

老猫期に入ると、体のさまざまな機能が低下し始めます。消化や代謝が落ちるのもそのせいなんです。だから、子猫や若い成猫と同じような餌では体に負担がかかるのは、おわかりになると思います。また、必要以上の栄養を摂取すれば、肥満になってしまうことにも繋がります。

ここで、飼い主ができることは、カロリーの低いキャットフードを用意してあげることと、与える回数や量を調節してあげることです。

老猫用に切り替えてから食べてくれない時の対処法

老猫用に切り替えてから食べてくれない時の対処法

猫が、年齢に達したからといって、今まで食べていたキャットフードからいきなり老猫用に変えると、手を付けないなんてことがありますので、変えるときは「徐々に」が鉄則です。

それでも食べてくれないことがあります。今はもう亡くなりましたが、私が飼っていた老猫期を迎えた愛猫もキャットフードを切り替えた途端に食べてくれなくなって困っていました。

そんな時に試した方法の中で効果のあったものをご紹介します。

キャットフードを変更する

食べ慣れない味のキャットフードを出されると、「いつもと違う」と思って食べなくなってしまうことがあります。もちろん、飼い猫の好き嫌いも関係してくるでしょう。徐々に変えていっても、老猫向けのキャットフードだけ残してしまうということもあります。(うちの猫がそうでした…)

そんな時は、思い切って別の物に変えてみましょう。他の味も試してみるということです。老猫用のキャットフードは、栄養価だけでなく、味や香りを老猫の口に合うようにしてあります。なお、新しい物に変える時は最初から大きい袋を買わずに、小袋かお試し用を買うようにしましょう。

老猫向けのキャットフードがどうしても気に入らず食べてくれない場合は、全年齢対応のキャットフードでも良いでしょう。(食いつきがいいようになっています)

温めてみる

これは、子猫にも試せる方法です。キャットフードを温めると、香りが強まりますし、柔らかくもなるので食欲をそそると思います。

やり方は、キャットフードをお湯に少し浸してふやかします。水に浸してレンジで温めるという方法でもいいでしょう。レンジだと熱くなり過ぎることがあります。猫舌なのでやけどをしてしまいますので、人肌であることを確認してから与えましょう。

これらの方法を試しても、食べてくれない場合は体調不良や、生活の中でストレスの原因があるかもしれません。とにかく、飼い猫に何か異変があったことが考えられます。丸1日食べないなんてことがある場合は、動物病院への受診が必要です。



猫に与えてはいけない食べ物

猫に与えてはいけない食べ物

人間と猫では体の構造が違いますので、人間が平気で食べられるものの中には、猫が食べたら具合が悪くなってしまったり、感覚をマヒさせてしまう有害な食べ物があります。最悪、死んでしまうものさえあります。人間にも毒となる劇物があるように、猫にとっても同じです。

猫が食べてはいけないものは絶対に口にさせないようにする、これが非常に大切で、愛猫の命を守ることに繋がります。猫が欲しがるからと言って人間の食べ物を与えないようにしてほしいと思います。そういった食べ物に猫の手が届かないようにも気をつけて下さい。

ここでは、猫に与えてはいけないものをいくつか紹介します。

ネギ科の植物全般(ねぎ・玉ねぎ・ニラなど)

ネギ科の植物全般(ねぎ・玉ねぎ・ニラなど)

猫が食べてはいけないものの最初の食べ物は、人間が好んで食べる野菜類にあります。玉ねぎやねぎなどのネギ科に属する植物には、猫の血液中の赤血球を破壊する成分(アリルプロピルジスフィド)が含まれています。猫が一口でもネギ科のものを口にしてしまうと、急性の貧血を起こしたり、血尿を出したりすることがあり、腎臓にも甚大なダメージを与え、有害にしかなりません。

万が一たくさん食べてしまったら、ねぎ中毒になって骨髄の働きまでも悪くしてしまいます。それだけでなく、重度の貧血で死亡に至った例もあります。例え、熱を加えたものであっても毒性は破壊されることはないので、愛猫が食べてしまわないよう注意してください。

大切なことなので繰り返しますが、長ねぎ・玉ねぎ・ニラなどのねぎ類は一切禁止です!

また、下記のようなことにも注意してください。

  • ねぎが入っていた料理の残り汁を与える
  • ねぎ類が入った料理を食べさせる
  • ねぎを調理した後、用具を洗わずに猫に与える野菜を切る

ねぎの汁だけでも中毒症状を起こしてしまうほど強力です。それ以外にも、らっきょう・ニラ・にんにくなどの野菜も同じような症状を起こします。これらに共通しているのはどれも抗酸化作用が強いと言われている食べ物ですね。食器や調理用具はよく洗って、猫用に与える食材は人間用と分類しておくようにしましょう。

ソラニンを含むナス科の食物

ソラニンを含むナス科の食物

なす科の植物には、『ソラニン』という物質が含まれていて、猫には有害です。食べ過ぎてしまうと、胃腸障害が起こり下痢だけでなく中枢神経系の抑制や心拍数低下などの症状を引き起こしてしまいます。

なす科の植物とは、ナス・トマト・ピーマン・じゃがいもなどのことを指します。じゃがいもの芽にソラニンが多く含まれているというのは、よく耳にすると思います。

家庭科の授業などで「芽の部分をしっかりと取ってから調理しましょう」と言われるのは有毒のソラニンが含まれているためです。茹でてつぶして食べさせようと思っているならば、芽の部分はしっかりと取り除いてください。

いか・たこ・えびなどの魚介類

いか・たこ・えびなどの魚介類

猫が食べてはいけないものの2番目は、いかたこです。猫は好きなんですよ、こういった物が!でも、食べさせてはいけません。

おじいちゃんやおばあちゃんなどの高齢の方から「猫がいかを食べると腰を抜かすぞ!」という話を聞いたことはありませんか?これは迷信ではありません。いかで腰を抜かすなんて信じられないかもしれませんが、生のいかを食べると、ビタミンB1欠乏症を起こしてしまうのです。そうなると、人間の脚気と同じで腰がふらついて歩行が困難になります。

重症化すると、やっぱり死亡してしまいますので、こちらも危険度の高い食べ物です。するめなどの干したものであったとしても、消化が悪いものであるため、嘔吐や下痢、便秘になってしまいます。ほんの少しかじった程度なら問題はありませんが、それ以上食べないように見てあげましょう。

牛乳などの乳製品

牛乳などの乳製品

意外だと思うでしょうが、牛乳を飲ませるとお腹を壊してしまいます。これは牛乳に含まれる乳糖をうまく消化できないことが原因となります。そのため、軟便や下痢をしてしまいます。人間でもそういう人いますよね。特に子猫の場合は気をつけましょう。

突然、猫を拾って世話をすることになった場合など、猫飼育の初心者さんは知らずに牛乳を与えてしまいがちです。場合によっては、動物病院に連れて行かなければならないほどひどい状態になってしまうこともあります。ですから、牛乳は決して与えないようにしてくださいね。

飲ませる場合は、猫用のミルクを与えて下さい。最近では、猫用ミルクに食物繊維をたっぷり配合させて毛玉ケアのできるミルクがあります。栄養も豊富で水分補給にも役立ちます。

また、チーズなどの乳製品は塩分を多く含んでいるのでこちらも注意しましょう。猫にとって塩分の摂り過ぎがなぜ良くないのかというと、猫の汗腺は発達していないため、ほとんど汗をかきません。だから人の三分の一程度の塩分で十分なのです。猫に塩分が強すぎるものは、体に悪影響となります。

生の豚肉

生の豚肉

猫には生の豚肉も与えてはいけません。人獣共通感染症の一つである「トキソプラズマ症」の感染源となるからです。加熱すれば死滅しますので、食べさせたい場合はしっかりと加熱をしましょう。

余談ですが、妊娠の可能性がある女性は、トキソプラズマに感染すると胎児に重篤な影響を及ぼしますので注意が必要です。

チョコレート・ココア

チョコレート・ココア

カカオマスには、『テオブロミン』という物質が含まれています。この物質には、猫の心臓や中枢神経系を刺激してしまう作用があります。

症状として、下痢・吐き気・血圧上昇・不整脈・興奮・けいれんなどがあります。大量に摂取してしまうと、重症化し急性心不全を起こして死亡する事例も出ています。

刺激の強い香辛料

刺激の強い香辛料

わさびやこしょうなどの刺激が強いものは、猫の胃の感覚をマヒさせてしまう恐れがあります。人間の食べ物の中には、味付けの強い食品がたくさんあります。特に辛いものなどの香辛料は手の届かないところにしまいましょう。

青酸配糖体を含む果物やナッツ類

青酸配糖体を含む果物やナッツ類

りんごや桃、プラムやサクランボなどの大きな種のある果物、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類の葉や種に、『青酸配糖体』と呼ばれる物質が含まれています。それらを食べると、体内で『青酸』に変化します。

人間にとってはごく少量のため害はそんなにありません。でも、猫にとっては間違いなく毒物です。呼吸困難や痙攣などを起して死んでしまうことさえあります。

人間用の加工食品

人間用の加工食品

人間の食べ物には加工食品がたくさんあります。それらにはいくつもの食材や原料、そして添加物が使われているため、猫にとって良くないものが含まれている可能性は非常に高くなります。原材料の全てを把握するのは至難の業ですので、基本的に与えないようにしましょう。

なお、猫に食べさせてはいけないものは他にもたくさんありますので、全てはとても把握し切れません。基本的に、心配になるような物は絶対に与えない、出来るだけ余計な物は食べさせないようにしましょう。

当たり前ですが、食べさせても良いものは猫専用に作られたキャットフードです。動物飼育のプロであるメーカーが製造しているものが一番安心ですし、栄養面でもバランスがとれています。

 

記事後半は、猫に与えて良い飲み物、野菜、手作りご飯、猫に必要な栄養素についても触れて終わりにしたいと思います。ぜひ一通り目を通してみて下さい。

キャットフード・おやつ
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