壁をガリガリするのやめて~!猫の爪とぎのしつけ方とおすすめ爪とぎ器

壁をガリガリするのやめて~!猫の爪とぎのしつけ方とおすすめ爪とぎ器

私は猫の譲渡会などに顔を出すことがあります。そんなとき、初心者の猫飼い主さんから「猫はかわいい!でも、爪とぎをするのが心配です」とか、「爪とぎをやめさせる方法は?」なんていう質問を受けることがあります。

確かに大事な家具や、買ったばかりのラグなどで爪をとがれると本当にイラッとしてしまうものです。特に、アパートやマンションで猫を飼う場合、爪とぎのしつけがしっかり出来ていないと大変なことになってしまいます。

部屋中を引っ掻き回して壁やドアなどが傷だらけになってしまいますので、退去時の修繕費が異常に高くついてしまうなんてこともあるため注意が必要です。

また、飼い主が外出していて猫にお留守番をしてもらっている時にガリガリとやられてしまうことも。でも、この猫の爪とぎの問題、理由としつけ方がわかれば解決することができます!

今回は、猫の爪とぎの意味としつけ方、おすすめの爪とぎ器を紹介します。

猫の爪とぎには理由・意味があります

爪とぎにも理由・意味があります

猫は生後1ヶ月半くらいから爪とぎをし出します。これは本能的な行動ですので、やめさせることはできません。爪とぎをするのには、大きく分けて3つの理由があります。

古い爪をはがして研ぐため

猫は狩猟本能があるため、いつでも狩れるように爪を鋭くしておかなければいけないと思うのでしょう。爪をとぐことで、古くなった爪をはがすことができますし、鋭くすることができます。爪は身を守るための武器でもあります。だから猫にとってはとても大事なことなのです。

また、爪とぎはほとんどが前足だけで行っているようです。後ろ足は歯を使って行っています。

ストレス解消

ストレス解消

飼い主と遊び足らないなど、気に入らないことがある場合も爪とぎをします。やり場のない怒りや興奮などを、爪を研ぐことで紛らわしているのです。爪とぎをしているうちに気が紛れるので、気分転換と同じ効果があるようです。爪を研ぎながらストレッチをするような格好をしているときも気持ちを落ち着かせて、リラックスしている状態なのかもしれません。

ストレスの大きな原因として考えられるのは、「過剰な構い」です。猫がくつろいでいるような時に構い過ぎてしまうようなことが続くと、それがストレスになります。自由を好む生き物ですからその辺りは注意が必要かと思います。確かにかわいくて構いたくなるのはわかりますが、成猫の場合は注意しましょう。

ストレスを与え過ぎないことが爪とぎの抑制にもなりますので、かわいがるときにそのことを心に留めておいてほしいと思います。

マーキングの一種

猫のさまざまなマーキングについては以前書かせていただきました。

爪の周囲には臭腺があります。そこから出るニオイや足の裏のニオイを爪研ぎ場につけているのです。「ここはオレ(私)の場所だ」ということを示すために行っています。縄張りを誇示するためということになります。

猫用爪とぎ器の種類

猫用爪とぎ器の種類

家のさまざまな場所で爪とぎをやられた日には、本当に泣きたくなってしまいますね。新しく買ったラグやじゅうたん、賃貸のアパートの壁、大事な家具などあちこちにやってしまったら大変です!

でも、これは猫の習性なのでやめさせることができません。だから、猫を迎えるときに爪とぎ器の準備が必要なのです。爪とぎ器はいろいろとタイプがあります。

  • 段ボール
  • 布製
  • 木製
  • 麻ひも

市販の物はこういったタイプのものが多いです。形状も立てるタイプや壁に固定するタイプ、床に置くタイプ、キャットタワーに付属しているなど、さまざまあります。猫によって何が好きか、爪が研ぎやすいかなど個人差があります。初めての場合は、種類の違う物を2種類ほど用意して置いておくといいでしょう。

口コミで人気!おすすめの爪とぎ器はこれ!

amazonなどのショッピングサイトで、口コミで特におすすめされている人気のある爪とぎ器を種類別に紹介します。

タワータイプ

タワータイプは、キャットタワーなどのように立てておける物に爪とぎがついていたり、それ自体が爪とぎ器になっていたりするものです。爪をとぐ際に伸びをしてしまう子におすすめのタイプです。

爪とぎ器に安定感があるのが最大の特徴です。キャットタワーのように固定することができるものなどがあります。タワータイプは、体を十分に伸ばせるように長さがあるものを選ぶようにすると愛猫が安心して使うことができます。そうしないと、不十分と感じるようで、他の家具やじゅうたんで行ってしまうことに繋がります。

うちの子たちも伸びをしながら爪を研ぐ子がいました。最初は床に置くタイプを使っていたのですが、その子は気に入らなかったようでソファーの裏でバリバリやっていました。ソファーは布製だったので、裏が大変なことになってしまったのは言うまでもありませんね(苦笑)

安定性が高いので、猫が爪とぎ器と認識しやすい点が挙げられます。それにタワータイプは遊びにも使えるようになっています。キャットタワーの足部分が爪とぎになっているものもありますので、遊び場と爪とぎ器が一緒となるなど一挙両得でもあります。スペースを節約したい飼い主さんにはメリットと感じるのではないでしょうか。

猫が気に入らなかった場合、爪とぎ器の役割を果たしてくれません。また、単体の爪とぎ器に比べて場所を取ります。金額が高価であることもデメリットに感じるかもしれません。そのため、キャットタワーと爪とぎ器の2つの役割をしているものを購入するという考え方をするといいかもしれません。

ウォールタイプ

ウォールタイプは壁に取り付けたり、壁のようになっていたりする置き型タイプの爪とぎ器です。壁で爪を研いでしまう子に向いています。飼い主さん側の問題で、スペースをうまく使いたいという場合にも適しています。

壁に取り付けるタイプは、スペースを新たに設ける必要がないところが大きな特徴です。フラットな物もありますが、壁の角に取り付けられるようなものも売られています。これらは、取り付けが簡単です。

アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの場合は、「壁側に置けるタイプ」のものがおすすめです。そうすれば、壁に穴を開ける必要がなく、安心して使うことができます。一度取り付けてしまえば、爪とぎ部分のシートを交換するだけなのでとても楽です。

壁側に置けるタイプのものは、若干スペースを要しますが、支えの部分のみです。支えのおかげで安定があり、ひっくり返ってしまう心配がないです。

固定が甘いと、爪が研ぎにくいと感じて使ってくれなくなることがあるようです。取り付ける壁が選べないと、来客があったときに隠すことができないところがデメリットではないかと思います。また、取り付け可能な壁とそうでない壁があるようですので、要確認が必要です。

ベッドタイプ

ベッドタイプの爪とぎは最近登場しました。ペットショップやホームセンターなどの店頭で気軽に購入することができます。爪とぎ器が横置きのものに似ていますが、ベッド状になっているのが大きな違いです。寝転んでも良いように適度なカーブが付いています。かわいい模様がついているものが多いタイプです。

素材は、高密度の段ボール材料を使用して作られています。だから環境に優しいです。段ボール素材のおかげで耐久性があります。強めな圧縮になっていますので、「壊れにくくなっていること」や、「愛猫の肉球を傷つけない」ようになっているところも特徴的です。

ベッド型をしているため、猫が上に乗ってくつろぐこともできます。適度なカーブが付いているので、体をこすりつけることができるという特徴もあります。ただ、本体があまり大きくないので、大型猫には狭く、子猫や小型猫用ではないかと思います。

段ボール素材なので比較的安価です。しかも軽くて移動が楽という点がメリットでしょう。来客中に出しておいても問題がないほど、かわいかったりポップだったりしています。カラフルで見た目が本当にかわいい物が多いので、インスタ映えすると評判です。(友人が使っています)

ただ、段ボール素材なので耐久性に難があります。それに爪を研ぐことで段ボール特有の細かいゴミが出ます。床に置くタイプになりますので、大型猫にとっては爪とぎがしにくいと感じる可能性がありますが、大きいタイプも用意されています。また、「小さいうちに使う」などという感じで使い分けをすれば、さほどデメリットになりません。

爪とぎ器は手作りもできる

爪とぎ器は手作りもできる

段ボールを使って作る場合、爪の引っかかりがよいサイド面を重ねてちょうど良い大きさに切り、固定して作ります。また、古いじゅうたんなども爪の引っかかりが良いので、切って重ね固定するなどして用意することもできます。

爪とぎ器を手作りする時のポイントは、以下の通りです。

  • 体重をかけても倒れない(立て掛ける場合)
  • 引っかかりが良い
  • 長さが30センチ以上(あると使いやすい)
  • 安定感があること

私も以前手作りしたことがあります。段ボール製のものでしたが、猫たちが気に入らなかったので、そこに置きっ放しとなっております(泣)爪とぎは、爪がひっかからなくなったら交換しなくてはなりません。そうしないと他のところでやってしまいますよ!

室内猫ならまめに爪先を切ろう

室内猫なら爪先を切ろう

以前の記事でもご紹介しましたが、室内で飼う場合は狩りをする必要がありません。だから、まめに爪を切った方がいいでしょう。

爪を切るときは、猫の肉球を抑えるようにして爪を出し、先っぽだけを切ります。ざっくりきってしまいますと、出血する恐れがありますので注意しましょう。(私も慣れない頃にざっくりやってしまい、ギャンと泣かせてしまいました…)

爪とぎのしつけ方

爪とぎのしつけ方

爪とぎのしつけは、飼い主さんが1番苦労するしつけかもしれません。なぜなら、爪とぎは猫の本能でおこなっているものだからです。しかし、叱るなどして無理にやめさせようとすれば、かえってストレスを猫に与えてしまうだけで、今度は問題行動を起こしてしまうかもしれません。

爪のしつけはいつから?

爪のしつけはいつから?

小さい子猫は爪とぎをほとんどしません。寝起きなどで体を伸ばす時に爪を出したついでにカリカリすることから始まることが多いと思います。この姿が見られたら、爪とぎのしつけを始めましょう。大体生後2ヶ月あたりからしつけが可能です。

同時に、子猫のうちから爪切りをすることにも慣れさせていきます。そうすると長い爪で爪とぎをして、爪が折れたり刺さったりということがありませんので、猫にも飼い主さんにもよいです。

なお、爪が長過ぎる場合は爪を研がないこともあります。爪切りと爪とぎのしつけは、並行しておこなうようにしましょう。

爪とぎのしつけは時間がかかる!

爪とぎのしつけは時間がかかる!

室内飼いの猫の爪とぎは、親猫や先住猫の真似をして覚えることが多いです。多頭飼いの場合は、先住猫が場所を教えて研ぎ方も教えてくれるため、飼い主さんがしつけにそれほど手がかかることはないでしょう。

しかし単体で飼っている場合、猫にお手本を見せるところから始める必要があり、時間がかかります。壁やじゅうたんを傷つけてしまう前に行うと理想的ですね。

爪を研ぐ場所を決めてから、まずは手取り足とりでしつけます。爪とぎをし出したら、抱いて爪とぎのところに連れて行き、飼い主さんが爪とぎでカリカリしてみせます。その後で爪とぎ器に猫の爪を出して軽く押しつけ、カリカリさせます。数回同じ動作を行い、爪が引っかかるようにしてもいいでしょう。

そうすると、爪とぎの場所だと認識してくれます。私も飼い猫全てをこの方法で教えてきました。

1度で覚える子はなかなかいませんので、何度か同じことを繰り返す必要があります。猫によっては数回教えればできるようになる子もいます。なかなか覚えない場合は、爪とぎの素材が好みでないことも関係しているかもしれません。

ここで大事なのは、自分で爪とぎができたらほめてあげることです!もし違うところで爪とぎをしてしまったら、「ダメ!」と大きな声で叱ってください。でも、叩くようなことをしてはいけません。恐怖を覚えてしまうだけですからね。

爪とぎの置き場所と個数

爪とぎの置き場所と個数

最初のうちは、爪とぎを飼い猫が分かりやすいところに置いておきましょう。目立つところや猫の通り道などに複数個おくことをおすすめします。

何度教えても、他の場所で爪を研ごうとする子もいます。これは著者も経験があります。

やりそうになったら、すぐに爪とぎ場所まで連れて行くことが大切です。これは根気よくやっていかないといけません。現行犯で連れていかないと、覚えないというか「怒られた、なんでだ?」となって、飼い主さんに不信感を持ってしまう可能性が高いです。その後にいくら教えてもやらなくなったり、ひどいと近寄ってこなくなったりすることがありますので、注意してくださいね。

家具やラグなどで爪を研いでしまうような場合は、その場所が気に入っている可能性があります。気に入るというより爪が研ぎやすいのかもしれません。爪が引っかかりやすいなど、猫によって理由があるはずです。その場合は、その付近に爪とぎ器を置くようにしてみましょう。

家具を傷つけられたくないときは、飼う前に保護材(板やシートなど)でカバーするか、猫の嫌いなニオイ(スプレーなど)をかけておくなどして守りましょう。

爪とぎ器に猫のニオイをつける

爪とぎ器に猫のニオイをつける

買ったばかりの爪とぎ器は、自分のニオイがしないために使わないという場合があります。トイレや寝床と一緒の考え方です。飼い猫のニオイをつけましょう。

爪を研ぐように練習させる際に、肉球も合わせて軽くこするように触らせます。爪の周囲には臭腺がありますから、何度かやっていくうちにニオイをつけることができるはずです。

爪とぎのタイミングに合わせて練習

爪とぎのタイミングがあることを知っていますか?

  • 寝起き
  • 興奮したとき
  • 食後

以上3つが爪をよく研ぐタイミングです。どうやら、習性によるもののようです。この時にすぐに研ぎやすいように、爪とぎ器を近くに用意しておくといいです。

気に入る素材のものを用意する

気に入る素材のものを用意する

何度練習をしても他の場所で爪を研いでしまうという場合は、爪の引っかかり具合が関係していることがあります。このように飼い主さんが用意した爪とぎ器で爪を研がない場合、飼い主さん自身が「問題行動」として見てしまうことが往々にしてあります。

うちの子たちも爪とぎに好みがあるようで、本当にバラバラな時がありました。段ボール素材が好きな子もいれば、マットのような布素材が好きな子もいるという具合です。それに気がつかず、布製のソファーの裏側が修復できないほどボロボロになったことがありました。

このように、問題行動になりつつあるような場合は、何度も爪を研ごうとする場所の素材を見てあげてください買ってきた爪とぎ器と素材が違ってはいませんか。素材が違っている場合は、近い素材の爪とぎ器を用意してあげると早く覚えて使ってくれるようになります。

猫が爪を研いでしまう場所は、『爪の引っかかりが良い』ことと、『自分の爪痕を残しやすい』ことの2つが揃っている可能性が高いです。観察してお気に入り素材と場所を見つけて揃えるようにしてみると、問題行動ではなくなるはずです。

まとめ

猫の習性である爪とぎはやめさせることができないものですから、飼い始めたらすぐに(生後1ヶ月以上経っていたら)しつけをしましょう。爪とぎのしつけは意外とすぐにできます。トイレのしつけよりも簡単なので安心してやってみてください。

数回は地道に誘導してやってあげることが大切です。自分から爪とぎ場で爪をとぐことができたらほめてあげましょう。

もし上手くできない場合は、爪とぎ器のタイプや素材を変えてあげるといいでしょう。

また、環境やストレスなどによって時折別な場所で爪をといでしまうことがあります。これはイライラをぶつけるような感じですね。そんなときはストレスの原因となっているものを改善してあげることが先決になりますので、その原因を探しましょう。トイレが汚れている、爪とぎ器が役割を担っていない、遊び足りないなどがあるかもしれません。

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