猫に囲まれて暮らしたい…多頭飼いで注意すべきこと6選

猫に囲まれて暮らしたい…多頭飼いで注意すべきこと6選

猫を飼い始めると、途中から数匹飼うことになってしまう状況になったりすることがあります。いわゆる多頭飼いです。1匹飼ってみると、猫をもらう機会ができたり、かわいさにつられて「もう1匹飼おうか」なんて考えてしまったりすることがあります。

その際に注意しなくてはいけない点を、多頭飼いをして11年の著者が感じたことを踏まえながらお話ししたいと思います。

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トイレ問題

トイレ問題

多頭飼いの場合、トイレは1匹につき1つあることが理想とされています。理由は、猫が集団生活を中で暮らしの空間を共有する習性がないことです。

2匹くらいならトイレは1つでも間に合いますが、その代わりトイレの掃除やトイレの砂の補充を頻繁にする必要が出てきます。3匹以上になる場合や、猫同士の相性が悪い場合は、2匹でもトイレを増やす必要があります。

多頭飼いにおいて、トイレ問題は放置しておくと大変です。帰宅したら、床やじゅうたんにしちゃってる…なんてことになりかねません。私も最初はそのことに気がつかずにいました。

猫同士の相性が悪かったようで、数日後、我慢できなくなった猫が自分のテリトリーだと言わんばかりにまき散らしていましたので、大変な出費とニオイが伴う事態になってしまいました。(苦笑)

猫を7匹飼っている友人の家では、7匹分のトイレがあちらこちらに置いてあります。一軒家に住んでいるからできることかもしれませんが、廊下やお勝手口の近く、階段の側などあちこちにトイレを置いてあります。その分掃除もかなり時間がかかっているようです。その分だけ猫砂が必要になっていることは言うまでもありませんね。

また違う猫友の家では、3匹の猫を飼っています。最初は先住猫が成猫、後から入ってきた2匹が子猫であったため、トイレは1つで済んでいるそうです。先住猫との相性が良かったことと、後から来た猫が子猫で、先住猫がトイレなどの場所を教え、一緒に使えるようにしてくれたことなどが関係しているかと思います。

成猫と子猫の関係の場合は、自分のトイレを使わせることが多いです。うちの子たちもそのパターンが結構見られました。親子ではなくても相性が合えば使わせるようです。また、本当の親子猫の場合も、親が子供にトイレを教えて一緒に使うパターンがかなり見られます。

先住猫も新しく来た子も成猫の場合は、相性が良くても一緒に使うのは難しい可能性があります。(まったくないわけではないと思いますが…)

多頭飼いを考えているような場合は、2~3匹が使っても問題がないような広さのトイレを用意するという手もあります。通常のトイレよりも1.5倍くらいの広めのトイレが売られています。そういった物を用意して様子を見る方法をとってもいいのではないでしょうか。

余談ですが、1匹しか飼っていないのに、トイレのふちが汚れてしまったり、外にはみ出てしまったりしているようなことはありませんか?そのような状態が見られる原因は、使っているトイレが猫の体に合っていないことだと思います。

たまにトイレに間に合わなくて粗相をしてしまうことはありますが、毎回の粗相や頻度が多い場合は、体に合っていないことが考えられます。その場合も広めのトイレが必要です。

また、帰宅が遅いなどで家を空けることが多い飼い主さんは、広めのトイレがあれば、トイレが汚れているストレスを飼い猫に与えてしまうことが減るかと思います。

なお、猫の多頭飼いに役立つトイレもあります。システムトイレは処理の手間が省けますし、全自動型トイレは複数の猫で共用できるのでおすすめと言えますね。

猫のトイレに関しては詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

相性の問題

相性の問題

人にも相性があるように、猫にも相性があります。兄弟の場合はわりと仲良くやってくれますが、別なところからもらってくる場合は、歳が近いことと、毛の質が似たような猫(短毛種同士・長毛種同士)が相性が良いようなので、もらう時などはその辺を参考にしてみていただきたいと思います。

相性が合えば、短毛種と長毛種同士でも仲良く暮らせます。一時期、短毛種と長毛種を混ぜて飼っていました。短毛種が子猫だったかもしれませんが、仲良くやっていたと思います。一緒に寝たり、遊んだりしていましたから。むしろ、長毛種がかわいがっていたくらいです!

このように、初めて多頭飼いするときは、相性をみてあげてほしいと思います。最初は「シャー」と威嚇し合うでしょう。自分のテリトリーに他の猫が入ってきたのですから当然です。

3~7日ほど様子を見るうちに、一緒に暮らしていけるかどうかがわかるはずです。もし、どうしてもダメな場合は、最初からいる猫を大事にして、他の猫のことは諦めた方がよいでしょう。

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相性の良い組み合わせ

多頭飼いをするにあたって好ましい(相性が良い)と考えられる組み合わせがいくつかあります。

先住猫と新しく入ってくる猫の関係が、成猫と子猫というパターン。これはこれまでの経験上、かなりの確率でうまくいきます。最初は先住猫の方が「シャー」と威嚇します。でも、数時間一緒にいると毛づくろいをしてあげるくらいにまでなることが多かったです。

次は、成猫同士でも性別の違う猫同士のパターンは仲良くなれると思います。最初は威嚇し合いますが、数日のうちに仲良くなるでしょう。ただし、性格の似た猫同士の方がいいかと思います。1匹は活発、1匹は大人しいだとケンカが起こってしまう可能性があります。

あとは、兄弟・姉妹同士の猫です。この場合は、子猫の時から一緒に生活しているというところがポイントになります。いったん離れて生活してしまうと、忘れてしまっているのかわかりませんが、あまり仲良くしている姿を見たことがありません。

相性の悪い組み合わせ

多頭飼いに向かないのは、成猫と成猫のパターンの中で、性別が同一(オス同士・メス同士)な場合です。ケンカになりやすく、避妊手術をしていても気が立っているかのような振る舞いをします。

3匹以上飼う中で、異性猫がいればそう問題はありませんが、全部が同一性というのはあまりおすすめできません。

また、高齢猫と子猫のような感じで年齢差がかなりある場合は、高齢猫にかなり負担がかかってくるようです。子猫の『遊んで攻撃』が高齢猫にストレスを与えてしまうようです。

相性は、例外もあります

一般的には「短毛種同士がいい」「長毛種同士がいい」という声が聞かれますが、著者は一緒に飼っていたことがあります。当時は、短毛種が3匹(子猫1匹含む)、長毛種が2匹という感じでした。(全匹避妊手術済み)

しかし、長毛種同士はお互いメスでしたが仲良しでしたし、短毛種の子猫(オス)をすごくかわいがっていました。一緒に寝ている姿を何度も見かけたことがあります。短毛種はオスとメスでした。

また、短毛種のオスと長毛種のメスが一緒に遊んでいることもありました。もしかしたら、特殊な例かもしれません。たくさんの中にいることと、オスメスが混ざり合っていること、相性が良かったことが関係している可能性もあるかと思います。

多頭飼いを成功させるポイントは、先住猫の状態を第一に考えてあげることです。新しく入った子に目がいってしまいがちですが、先住猫を第一に考え、目をかけてあげることでうまくいくこともあります。

エサやりや新しいおもちゃなど、新しい子を優先すると、先住猫がヤキモチを焼くだけでなく、新しい子に危害を加えてしまうこともあります。例え、新しい子が子猫だとしてもです。

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病気に注意

病気に注意

ペットショップ・里親の会・譲り受けるなどを人を介して、新しく自宅に猫を向かえる場合、病気を持っていることがあります。また、拾い猫の場合はノミやダニがくっついていることも考えられますので、自宅にすぐつれて行くのではなく、動物病院への受診を第一にしましょう。

獣医に診てもらうことで、すでに飼っている猫を病気にしてしまうというリスクをなくすことができます。

このひと手間が大変だと感じることもあると思いますが、怠ってしまうと、私の愛猫のように病気が移って亡くなってしまうということがなくなります。(それ以来、必ず自宅に入れる前に動物病院への受診をしています)病気には本当に注意が必要です。

このように、多頭飼いで気をつけなければならないのは病気です。1匹でも感染症や伝染病にかかった場合、他の子にもうつってしまうことが往々にしてあります。何らかの症状が見られる場合は、隔離が基本と考えましょう。

私も最初はそこまで気が回りませんでした。1匹に「鼻水が出ているな」と思っていたのですが、数日以内に他の子にも同じ症状が!全匹連れて動物病院へ受診したときには、猫風邪にかかっているということが判明し、獣医さんから早いうちの受診と隔離することを教わりました。

ですから、1匹に症状が見られたら、早期に隔離をするのは当然ですが、一緒に感染していることもあります。獣医さんに見せるときは、多頭飼いをしていることを話しましょう。大丈夫かどうかを確認し、必要があればそれからの受診でも大丈夫です。

隔離する理由は、感染を最小限に留めることだけではありません。病気になってしまった猫をゆっくり休めるためです。しっかり睡眠が取れて、自分なりのタイミングで休息と食事ができれば、早い段階での回復が望めますし、重症化を防ぐことにも繋がります。

去勢・避妊手術は必須

去勢・避妊手術は必須

猫の去勢・避妊の必要性と費用は?手術から術後ケアまでの流れをチェック!の記事でも去勢・避妊手術が必要だということをお話しさせていただきましたが、多頭飼いする場合は必ず行うようにしてほしいと思います。

あっという間に妊娠・出産ということになってしまい、多頭飼育崩壊のリスクもあります。「子猫が欲しくて…」という場合は例外ですが、妊娠を望んでいないなら、去勢・避妊手術を受けさせましょう。1匹でも手術をしていない場合、激しいテリトリーの争いやスプレー行為などの問題をおこしてしまうことにも繋がります。

去勢・避妊手術のタイミング

性成熟はオスで7ヶ月前後、メスは6ヶ月前後と言われています。去勢・避妊手術のタイミングは、およそ6ヶ月前後ですので、月齢に達したら手術を受けさせましょう。病気や予防接種などで時期がずれてしまうことがあります。タイミングを逃さないように、獣医さんと話をしておくといいでしょう。

多頭飼いは術後も注意

多頭飼いの場合は術後にも注意が必要です。手術をした本人はエリザベスカラーを付けていますので大丈夫かと思います。ただ、他の猫が舐めてしまう方が心配です。また、術後は気が立っていますのでケンカになりやすく、傷口が開いてしまうことも十分に考えられます。

術後は、家に戻ってきたとしても傷の具合が良くなるまでは隔離をした方がいいでしょう。オスメスに関係なく隔離をおすすめします。他の猫が傷口を舐めて炎症を起こさせないためです。

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多頭飼いの費用

費用について

飼い猫が増えることで、当然ですが費用が加算されます。数匹の猫を飼いたい場合、環境を整えなくてはなりません。それだけでなく、キャットフード猫砂などに費用がかかります。1匹増えるごとにトイレを増やさなければならないことから考えても、費用は倍かかると思っておくと間違いはありません。

その他に、別途かかるのは医療費です。これがかなり大きいと思っておいていいです。予防接種に始まり、去勢・避妊手術、病気の治療、定期検診などの医療費も、飼う猫の頭数分かかるようになることを考えておかなくてはなりません。

飼う際の初期費用は約2万円ですが、年間の飼育にかかる費用は6~7万円程度になります。ただし、これは猫砂やエサ代といった日常生活にかかるものでしかありません。ここには医療費が入っていません。

著者の経験上、必要な消耗品などはまとめ買いをするなどして、ある程度費用を抑えることはできるかと思います。

医療費に関しては、人間のように保険が適用されませんので、飼い主さんが毎月低額を貯金しておくか、ペット保険に加入しておくかが必要になると思います。そうして、猫の病気にも備えておくことが大切です。多頭飼いともなれば、大変かもしれませんが、備えは必要です。

多頭飼育崩壊にならないために

多頭飼い崩壊にならないために

いくら猫がかわいいからといって、たくさん飼いすぎると『多頭飼育崩壊』を招いてしまうことがあります。多頭飼育崩壊とは、多くの猫を飼ってしまうために起こる問題です。

簡単に言えば、猫がどんどん増えてしまって飼い切れなくなるということですが、その原因は金銭的問題などさまざまあります。猫は繁殖力がとても強く、生後数カ月から1年たらずでさかりが付いて交配をし始めます。

そして一回の出産で数匹が産まれますので、そこから倍々ゲームのようにどんどん増えて行くのです。最初はオスとメスの二匹であっても、たった1年後には何十匹にもなってしまうというほどです。

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余談ですが、いま話題の猫島(愛媛県の青島)も最初は数匹だったのが、放っておいたらあっという間に猫だらけの島になってしまったようです。

いまは住民や自治体が協力しあって去勢や避妊手術をしているので、これ以上増やさないように制限している状態です。それぐらい、猫の繁殖は放っておくといずれ手に負えない状況になってしまうのです。

最悪、飼うことが困難になった猫を平気で捨ててしまう人間がいるのが大きな社会問題となっています。自分の都合で猫を飼い、増え過ぎたら平気で捨てる。無知なのかモラルがないのか分かりませんが、何とも自分勝手な飼い主もいるのが現状です。

こういった問題に発展してしまう前に、多頭飼いすることができるかを今一度考えてみましょう。かわいそうなことをするくらいなら、最初から一匹だけにする道を選んだ方が賢明です。

もし何かしらの理由で何匹も飼うことになった場合は、繁殖を制限することが人間にとっても猫にとっても幸せなことであるということを肝に銘じておきましょう。

「猫に囲まれて生活したいから」など、人間の自分勝手で安易な飼育をすべきではありません。

まとめ

猫が可愛くてつい数が増えてしまうことがあります。でも、飼う前に猫との生活の長い道のりを考えて欲しいと思います。そうすることが、飼い主である私たちを追い詰めてしまうことがなくなります。

また、愛猫をかわいそうな状態にすることもありません。多頭飼いは悪いことではないです。たくさんのかわいい猫との生活はいいものですし、生活が充実するのは間違いありません。(私は多い時で8匹飼っていました)

でも、それは環境や費用の面がしっかりしていることが前提での話です。その辺を最初に試算して、かわいい猫ちゃんとのライフスタイルを楽しんで頂きたいと思います。

猫の飼育知識
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