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猫のかゆみの原因は皮膚炎・皮膚病かも?症状を確認して予防と対策を!

      2018/05/05

突然、自分の体を噛んだり、前足や後ろ足などを使ってかきむしったりすることがあります。「かゆい!」と一生懸命になっている姿はかわいいものですが、時に病気や虫によって引き起こされることもありますので、注意が必要です。

季節が暖かくなってくる頃は、猫の皮膚病が流行る時期です。室内で飼っていても、ちょっとしたことで、ノミやダニなどさまざまなことが原因となって、毛が抜けて皮膚病が発症してしまうことがあります。


かきむしるような状態が続く場合は傷ができてしまうことがありますので、体を見てあげましょう。また、人にうつってしまう場合もありますので、無視はできないところではないでしょうか。

ここでは猫のかゆみの原因と皮膚炎・皮膚病について、症状や予防・対策について紹介していきます。

猫のかゆみの原因は?

猫のかゆみの原因は皮膚炎・皮膚病かも?症状を確認して予防と対策を!

猫は、「かゆみ」という感覚に対して敏感な動物だと言われています。そのため、気になる箇所は噛んだりかいたりするでしょう。異様にかゆがるのにはいくつか理由があります。

  • 乾燥(フケなど)
  • 新陳代謝による皮膚の入れ替わりが発生

この2つはさほど怖いことはありません。ブラッシングや加湿によってある程度の改善が図れるからです。それとは別に、

  • カビが原因の皮膚炎
  • ノミやダニ、寄生虫などがついている
  • 何らかのアレルギー症状
  • 免疫系の病気

これらが原因の場合は、症状がひどくなりますし、発疹が出たりして猫にとって本当に苦しい思いをすることになります。

飼い猫の皮膚をチェック!

飼い猫の皮膚をチェック!

健康な猫は、毛がつやつやしています。だからこそ、「抜け毛が急に増えた」などの点にすぐに気がつくことができるはずです。変だなと思った場合は、下記のことをチェックしてみてください。

  • 体をしきりになめる・かく・かむ
  • 皮膚の色がいつもと違う(広範囲に赤みを帯びているなど)
  • 毛をかき分けると、炎症やただれがある
  • 体臭がする
  • フケが出てきた
  • 毛のつやつや感がなくなっている
  • ノミやダニを発見した

特に、体を必死になめたり、かいたり、噛んでいたら毛をかき分けて、皮膚の状態を見てあげてください。


猫の皮膚病の種類と症状

猫の皮膚病の種類と症状

猫の皮膚病は、かかりやすいものが3つあります。

  • ノミやダニなど皮膚につく虫が原因で起こるもの
  • アレルギーが原因で起こるもの
  • 細菌やカビが原因で起こるもの

その他に、ホルモンの異常や腫瘍、自己免疫疾患が原因で起こるものなどがあります。皮膚病の原因となるものによって、症状の出方が変わってきます。以下を目安にしていただきたいと思います。

虫が原因の症状

ノミやダニが原因の場合、最初に現れるのがかゆみです。耳の後ろやしっぽの付け根の辺りを異様に噛んだりしていたら、毛をかき分けて見てあげましょう。赤く点々とした発疹のようなものがノミやダニが原因で出たものです。虫が1匹でも見つかれば、かなりの数がいると思ってください。

うちの猫たちもノミにやられました。もらい猫をしたときに、付いていたのでしょう。飼っていた猫のほとんどに付いていましたので、動物病院で駆除をお願いし、自宅も年末の大掃除のような感じで徹底的に掃除をする羽目になりました。

市販薬も売られていますが、駆除をした方がいいですので、動物病院へ直行しましょう。

参考:猫についてしまうダニやノミの対策と発見した時の対処法

アレルギーが原因の症状

飼い猫の持っているアレルゲンに反応して、自分の免疫が過剰に反応してしまうために起こります。どこで症状が発症するかによって、症状の出方が変わります。

直に皮膚で触った場合、皮膚が赤みを帯びてかゆみが出ます。ひどいと炎症を起こしてしまうこともあるため、市販薬に頼るより、アレルゲンを突き止めるためにも受診が一番です。

参考:猫アレルギーの症状と対策は? 治すこともできるの?

細菌やカビが原因の症状

毛穴から細菌やカビが侵入し、ニキビのような症状を起こします。これは膿皮症と呼ばれています。ひどくなるとかゆみを帯びますので、かきむしってフケが出てしまうこともあります。

かゆいので、猫も必死に舐めたり噛んだりして何とかしようとするのですが、これがかえって逆効果となってしまいます。(一夜にして毛が抜けてしまうこともあるようです!)

医師から薬を処方してもらうことで、早く良くなります。猫の皮膚に変化が見られたとき、一番手っ取り早いのは猫用の市販薬です。でも受診をした方が治りも早いですし、猫が苦しまなくて済みます。(経験上)

参考:白い粉がポロポロ…飼い猫にフケが出てしまう原因と対策

猫の皮膚炎・皮膚病の予防と対策

猫の皮膚炎・皮膚病の予防と対策

カビ・ノミ・ダニ・寄生虫・アレルギーなどは、皮膚炎を起こしやすいものです。人でもかゆいと困ってしまいますよね。かくことで悪化してしまうこともありますから。

特に、猫の「ノミアレルギー性皮膚炎」は、首や背中、お尻などに赤い発疹ができるだけでなく、脱毛やかゆみや痛みを伴うことがあります。また、かきすぎて出血する場合もありますので、「すごくかゆいのかな…」と思ったら、まずは患部を見てあげましょう。

皮膚炎などになってしまわないように予防したいと思いますよね。飼い主ができる予防方法は次の通りです。

外に出さない

室内外をしている猫であれば外へ出すことはそれほどないでしょう。散歩くらいでしょうか。外出している猫であれば、どうしてもノミやダニといった虫系が着いてきます。それを防ぐためには、なるべく外に出さないようにするといった行動を取ってみてください。

ノミやダニは、人にも着きます。そして、人にも害を及ぼしますので、予防するためには外に出さないようにするという選択肢をしてもいいのではないでしょうか。

お風呂に定期的に入れる

外出している猫を飼っている人は、定期的にお風呂に入れてシャンプーをしていることと思いますが、室内の猫も定期的にお風呂に入って清潔にしておくことが大切です。ですが、洗い残し・すすぎ残しがあると、そこから皮膚炎が発生してしまうことにもなりますので、「よく洗い流す」をしっかり行ってくださいね!

また、お風呂嫌いな猫もいることでしょう。でも、一緒に生活していくためには非常に大切なことだと思って頑張って入れてあげて欲しいと思います。シャンプーのし過ぎは皮膚炎に繋がってしまうこともありますので、できるだけ低刺激の猫用シャンプーを使ってあげて下さい。

参考:猫のシャンプーはどれがおすすめ?洗い方や頻度もおさらいしよう!

ブラッシングをこまめにする

ブラッシングすることで、抜け毛を取るだけでなく、フケやノミ・ダニなどを発見することができます。毛をとかしてあげることで、毛の状態を見ることができますし、皮膚の状態にも気を配ることができます。

ブラッシングを嫌がる猫もいますが、こまめにやってあげると、慣れてきたり猫が嫌がるポイントがわかってきたりします。そして、グルーミングにもなりますし、猫も飼い主も、気持ち良く生活することができますからね。

ブラッシングをする際は、できるだけベランダや窓の近くなどで行うといいでしょう。軽い毛は外に飛んでいきますし、風が当たって猫も気持ち良くブラッシングをさせてくれるはずです。

猫の毛玉や抜け毛を処理するのにはファーミネーターがおすすめです。

 

参考:猫のブラッシングのやり方とおすすめの猫用ブラシ(ファーミネーター他)

飼い猫の免疫力をアップ!

猫の免疫力が下がっていることが理由で、皮膚炎や皮膚病につながっていることもあります。飼い猫の免疫力をアップさせるために、普段の食事に注意することやペット用サプリメントを上手く利用していきましょう。

公式:大切な家族の元気に。免疫力を保つ「ブロリコ・ペット」【ペット用ブロリコ】

皮膚の状態やフケがひどいときは動物病院へ

肌の状態・フケなど気になるときは動物病院へ

毛をめくってみたら、「皮膚が炎症を起こしていた!」「ノミ・ダニ虫が付いていた!」なんてことがあります。このような場合は、獣医に診てもらわなくてはなりません。市販薬などが売られていますが、動物病院で診察を受けた方が安心ですし、薬を処方してもらうことができますので飼い主としては安心することができます。

フケも同じで、大量だったり長く続くようだったりする場合は、動物病院で診てもらうことをおすすめします。皮膚の状態を確認してもらうことでフケが長引く原因を見つけてもらえます。

実家の猫(4歳:メス:MIX)は、大量のフケが出ていました。お風呂にも入れていましたし、嫌がるブラッシングもしていました。そして、市販薬を使っていました。(1ヶ月程度)

それでも良くなる気配がなかったので、受診をさせたところ、使っていた薬が良くなかったとのことでした。乾燥からのフケ用を使っていたのですが、実家の猫はアレルギー症状からのフケでした。もっと早くに連れて行けば良かったと母が後悔していました。

参考:白い粉がポロポロ…飼い猫にフケが出てしまう原因と対策

猫の皮膚病が人へ感染することにも注意!

猫の皮膚病が人へ感染することにも注意!

猫の皮膚病が、人への感染を起こすことがあることは知っていますか?「妊婦にトキソプラズマに感染している猫を近づけてはならない」という話は有名ですね。排泄物から感染し、胎児を感染の危険にさらしてしまうためです。その中でも皮膚病では、次のものがあります。

真菌症:真菌という病原体が原因で起こるもの

猫には、円形脱毛やかさぶたといった症状が出ます。これが人に感染すると、かゆみを伴う赤い湿疹が出ます。それがリング状に広がっていくので、『ゼニたむし』と呼ばれることがあります。

疥癬(かいせん):ヒゼンダニが原因で起こるもの

猫には、脱毛や発疹、かさぶたやかゆみが症状として現れます。これが人に感染すると、手や腕、お腹といった皮膚の柔らかいところなどの赤斑が出ます。この2つは、いずれも接触感染でうつります。

猫と人では症状の出方が違うので違う病気と思われがちですが、飼い主にも何かしらの症状が出てきたら、受診した際にそのことも話すようにしましょう。

感染予防も忘れずに!

皮膚病の感染を防ぐためには、清潔にし、手洗いと必要以上の接触を避けることです。でも、愛猫との楽しい関わりを減らしたくないですよね。(私もです)ですから、愛猫と遊んだら手洗いをすることくらいはしましょう。また、人の免疫を高めておくのも予防になります。

飼い主が体調不良の時は、感染(お互い)を防ぐために、できるだけ距離をおくことや、手洗いうがいを徹底するといった方法を取りましょう。これだけでも、うつる確率が変わってくると思います。

まとめ

愛猫はかわいくて仕方のないものです。でも、ちょっとしたことで皮膚病を発症してしまうことがあるということを忘れないでください。猫は話すことができませんので、どんなにかゆくても行動でしか示すことができません。

猫が異様にかゆい様子を見せていたら、何か問題がある証拠です。飼い主ができるブラッシングなどの予防策を講じてもかゆみが長引いているようなら、自己判断をせずに獣医に任せましょう。

また、普段から猫の皮膚を清潔に保つことが予防にもつながります。猫は人間と違ってどうしても身体が汚れやすいですが、だからといって月に何回もシャンプーをするのはNGです。シャンプーの刺激が皮膚に負担を与えてしまうため、できるだけ低刺激のシャンプーを使いましょう。

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