猫の腎臓病(腎不全)の症状と原因!予防のための食事療法を!

猫の腎臓病(腎不全)の症状と原因!予防のための食事療法を!

老猫の死因で多いのが腎臓病(腎不全)です。ゆっくりと進行するので、飼い主はおろか飼い猫も気づかないうちに進んでしまっているということの多い病気です。そんな腎不全の症状や原因、予防のためにできる食事療法などを知識として持っておけば、いざおかしな症状を見せた時に、素早い治療の手助けになります。

是非ここで、腎不全についての概要と予防を把握して、腎不全にならないように、万が一なってもすぐに気づけるようにしてくださいね。



腎不全は泌尿器系の病気

腎不全は泌尿器系の病気

腎不全は尿を作られる器官の病気ですので、泌尿器系の病気になります。腎臓の役割は『老廃物の除去』と『尿の生成』と『ホルモン分泌』です。腎不全になって尿を生成し老廃物として排出することができなくなると、血液の中をその老廃物が回ることとなり、体の中に溜まっていきます。こうなると猫の体調が悪くなり、下手をすると命の危険に及ぶ怖い病気となるのです。

腎不全には、急性と慢性の2つがあります。それを次の項目でそれぞれ見ていきましょう。

急性腎不全

急性腎不全とは、急に(日数にして1日で!)腎臓の働きが低下してしまう病気です。症状もすぐに出て、明らかにおかしいと判断できます。急性の場合は、発病後早いうちに受診をして適切な処置を受ければ、回復する可能性の高いものです。

急性腎不全の症状

症状は急激に悪化するため、「変だ」と感じた時にすぐ受診させることが必要です。

  • 食欲低下
  • 元気がなくなる
  • おしっこの量が明らかに減る(まったく出ない)
  • 嘔吐(回数は多め)
  • 口臭がアンモニア臭

などがあります。

実家の猫(当時6歳:オス:MIX)が、急性腎不全を起こし、急死したことがありました。その際、とにかく嘔吐がひどかったそうです。そして、口の周りを拭いてあげている時に、アンモニア臭がしたことで、「おかしい」となり、両親が急いで受診させたとのことでした。

しかし、水分がうまく摂れていなかったことや、病院へ向かう車の中でけいれんを起こしていたなど、悪化していたそうで、治療の甲斐もなく亡くなってしまいました。

相当悪くなっていたんだと思います。まさにサイレントキラーとでも言いましょうか。私にとってもショッキングな出来事でした。

急性腎不全の原因

慢性の腎不全が悪化して発病するという場合もありますが、それ以外では、細菌性腎盂腎炎などのような感染症が引き金となることも原因の1つです。

また、尿結石などに気がつかずにいることで、尿管を塞いでしまい、悪化することもあります。尿結石になりやすい体質の猫もいますが、水分不足などが関係してきますので注意が必要です。



慢性腎不全

慢性という言葉が付くと、ずっと腎不全の状態なのかと思われるかもしれませんがそうではありません。尿をろ過する役割のネフロンという部位が緩やかに壊れていく状態で、ゆっくりと腎臓が機能不全に陥っていくという意味です。

腎臓全体の尿のろ過機能が低下してしまうため、腎臓の組織がいったん壊れてしまうと、治療をしても元の状態には戻れません。これが慢性腎不全です。

慢性腎不全の症状

ゆっくりと進行していきますので、症状がみられる場合は、受診をするようにしましょう。

  • 多飲多尿
  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 便秘や下痢

などがあります。

貧血や夜尿といった症状が出ることもあります。何より毛のツヤなどもなくなりますので、日頃からお手入れをしている飼い主さんならおかしいと気づくことでしょう。

慢性腎不全の原因

原因の1つは遺伝によるものです。アビシニアンやペルシャなどの猫種は、慢性腎不全を発症しやすいことが確認されています。

2つ目は基礎疾患によるものです。元々、猫が保有している何らかの病気が原因となって腎不全を引き起こしてしまうということがあります。

3つ目は、2016年に行われた調査でわかったことですが、「AIM」と呼ばれる特殊なタンパク質の成分が十分機能しないことで、慢性腎臓病を引き起こしてしまう可能性があるのではないかということでした。

腎不全を予防するために

腎不全を予防するために

大切な飼い猫に腎不全なんてかわいそうな病気にかからせたくないですよね。そのためには予防が必要不可欠です。一番大切なのは、食事管理になります。子猫の時から人間の食べ物を食べさせるようなことをすると、塩分過多となり腎臓に大きな負担をかけます。

人間の食べ物(ちくわ・かにかまぼこ・煮干し・味のついた肉や魚など)は、塩分が高いので、猫が欲しがってもあげないようにしなければいけません。煮干しなども猫用と書かれたものであれば問題はありませんが、人間用の物は腎臓に負担をかけてしまうと心がけなければならないものです。

子猫の時からキャットフードと水、時々おやつ(与えすぎの腎臓には良くないそうです)というように管理することが予防方法となります。



まとめ

猫にとっては、かなり苦しい思いをすることになる腎不全。そんな苦しい目に合わせないためにも長期的な食事管理が大切になってきます。

万が一、かかってしまった時も症状がわかっていれば、すぐに受診することができるでしょう。それだけでなく、定期検診で見つかることもありますので、受けさせることを忘れないようにしてあげて欲しいと思います。

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