子猫のミルクから離乳食に移行するまで!用意するものと与え方まとめ

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子猫の離乳食

子猫の離乳食

生後ある程度経過した子猫から育てる飼い主さんもいれば、「愛猫が赤ちゃんを出産した」「拾ったけどどうすればいいかわからない」という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。初めて飼うのが子猫だった場合、餌のことについてわからないことが多いのではないかと思います。

「普通のキャットフードでいいのか」「缶詰やパウチされた物がいいのか」なんて悩むこともあるでしょう。子猫の場合は生後の月齢に合わせて、適した物を食べさせてあげて下さい。

ここからは、猫を自宅で出産させ、子猫から世話をしてきた著者が、子猫の餌についての知りたい知識や大切なポイントをまとめましたので、参考にしてみて下さい。

まず、子猫とはどのくらいまでの歳のことを言うか知っていますか?ずばり、生後1年までを言います。その間に乳歯が生えてきたり、乳歯が抜けて永久歯に生え替わったりと、多くの変化が起こります。その間の餌は月齢に応じて与えることが大事です。一辺倒なキャットフードだけを与えるという具合にはいきません。

月齢が低いうちは、カリカリしたフードでは食べにくいものです。食べているように見えても、実際は歯で噛むだけでお腹の中にはほとんど入っていないことがあります。

子猫をもらってきたら、その点に注意して食べやすい餌を用意してあげることが重要です。成猫になるための大切な課程ですから。

離乳食として何を与える?

生後5週目にくらいになると乳歯が生えそろってきます。しかし、今までミルクしか飲んでいないため胃腸が丈夫ではありません。成猫のフードや量が多いと嘔吐や下痢を引き起こしてしまいますので、注意が必要です。

この段階では、固形物は食べられないと思ってください。離乳食のメニューの基本は、『消化が良く栄養価が高いもの』です。

では、生後5週目から1年までの期間を段階別にみていきましょう。※この表記はあくまで目安となっており、個体差による差も少なからずありますので注意して下さい。

生後5~6週

ペースト状の肉や魚を使った離乳食用の缶詰を使います。そこに少し温めた猫用ミルクを少し加えて混ぜ合わせたものを用意します(形状はドロドロした感じです)。

最初は、飼い主の指に少量のせて舐めさせるような感じでスタートさせましょう。最初は「味を覚えさせる」ことがメインです。与える頻度は1日2回です。この段階では少量の用意で大丈夫です。ミルクの合間に食べさせる(舐めさせる)と思ってください。

生後6~8週

この時期になったら、味をかなり覚えてきていますし、ミルクの量が減って皿から食べられるようになっています。ドロドロからペースト状に変わります。

また、ミルクの量が減ってきているので、食事の回数は増えます。与える頻度は1日4~5回です。

ただし、便の状態を気をつけてみておきましょう。下痢をし出したら、脱水症状を起こして命の危険にさらされてしまうことがあります(元気がない場合はすぐに動物病院へ!)。

食事の量を減らすか、混ぜるミルクの割合を増やします。便の状態が問題なければ、1回の量を少しずつ増やしていきましょう。

複数の子猫がいる場合、食べている子と、食べられていない子が出てくることがあります。個々で皿を用意しても、元気の良い子に食べられていることが考えられますので、その辺りも注意してみてあげてほしいです。

生後2~3カ月

子猫は早くて生後2カ月から新しい里親にもらわれることが多いです。この時期になると、母乳から子猫用の離乳食を食べられるようになるからです。だからこそ食べやすい柔らかいフードを用意してあげましょう。

この時期は、成猫よりも多くのエネルギーが必要となります。ただし、胃がまだ小さいので一度に多くは食べることができません。1日に4~5回に分けて餌を与えるようにする必要があります。

1回の量が多すぎると戻してしまう原因になりますので、少なめにあげてもいいと思います(あまりにも吐き出す回数が多いと体力を消耗して弱ってしまいます)。

生後3~4カ月

体調や便の状態に問題がなければ、ペースト状から半固形の離乳食へ移行します。ミルクはほとんど必要がなくなります。半固形に変えたときは、噛めているか、喉に詰まらせるようなことがないかを注意して見ておきましょう。

与える頻度は、1日3~4回となります。この頃は皿からしっかり食べることができるようになっていますので、飼い主にとっては安心してみていられると思います。

水分補給が十分必要ですので、新鮮な水を用意することも忘れないでください。

生後4~6カ月

この頃になると、歯もしっかりしてきて、カリカリするドライフードもだいぶ食べられるようになります。子猫用の柔らかいフードから時期をみて、ドライフードに変えても大丈夫です。

ただし、いきなり変えると食べなくなってしまうことがあります。その場合は、柔らかい餌に混ぜて少しずつ子猫用ドライフードを多くしていくという方法をとってみるといいでしょう。

私も子猫をもらってきたときは、この方法で移行させています。いきなりだと食べないこともありますので…。

生後4カ月以降になりますと、成長のスピードが落ちてきます。そのため、カロリー調節が必要です。生後3カ月までは日に4回あげていた餌を3回に減らしてもいいでしょう。

なお、子猫用ドライキャットフードで一番人気なのがこちら。

生後7~12カ月

このあたりからオスもメスもかなり大きくなり、遊びも大胆になってきます。体も大きくなり、成長のスピードもさらにゆっくりになってきます。

この頃になると、活発に動き回り食べ方もしっかりしてきます。成猫と同じ食事に切り替えられる時期です。最初は少しずつ増やして1週間程度で切り替えをしていきましょう。

どうしても食べにくそうにしているときは、お湯でふやかした物を与えるといいですよ。

食事の回数は3回で大丈夫ですが、全部の食事が子猫用のドライフードになってもよい時期になります。ただ、キャットフードを購入する際に「総合栄養食」と記載のあるものを主食として食べさせることを忘れないでください。

餌を購入する際によく見ておかないと、違った物を買ってしまうこともあるからです。

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生後12カ月を過ぎたら、与える頻度は1日2回(朝晩などの決まった時間)へと回数を移行し、1回の量も調節してあげましょう(キャットフードによってはもっと早い時期から1日2回で良い場合もありますので、メーカーの説明書きに従いましょう)。

そしてこの時期からは、成猫用の餌で大丈夫です。たまにおやつを与えたりするのもいいでしょう。コミュニケーションになりますからね!

離乳食の食べムラに対する心配

食べムラがあると心配になりますよね。でも、犬と違って「猫は食べ残しておいて後で食べよう」とする習性があります。

床のニオイを必死にかいだり、床を掘るような動きを見せたら、まさに習性が働いている状態です。温かく見守ってあげましょう。

また、子猫の場合は胃が小さいので、量が多くて食べきれないということも考えられます。残す回数が多い場合は、量の調節を行いましょう。

上記の理由だけでなく、餌自体にニオイがしなくなってしまうと、食べなくなることがあります。そんなときは、新しい餌に取り替えてあげるといいでしょう。

手作り離乳食を与えるときのポイント

手作り離乳食を与えるときのポイント

缶詰やパウチに入った離乳食を使うと簡単でいいのですが、もう少し手を加えたいという場合は、鳥のササミや魚の白身(刺身用)、ゆで卵(黄身の部分を少し)、牛肉の赤身部分などが使えます。

その際は、茹でて火を通すことが大前提です。

それぞれの週数に合わせて、市販の離乳食とプラスさせたい食材と猫用ミルクをミキサーでしっかりすりつぶしましょう。固形がありすぎると胃腸を壊してしまいます。

与えてはいけない食材

  • 豚、山羊、羊などの肉(消化が悪いため)
  • 人間の食べ物(加工してある物は塩分などが高すぎるため)

注意点

  • 食べ残したら、必ず捨てること(食中毒を起こす可能性があるから)
  • 水分をしっかり摂らせる(脱水症状を防ぐため)

手作りの離乳食は、栄養面をしっかり考えてつくれば、骨や筋肉を丈夫にしますし、健康にとてもいいです。ただし、気をつけなければならない点もありますので、そこは守るようにして作ってあげましょう。

ドライフードを離乳食にする方法も

ドライフードは、離乳食として与えることができます。しかし、そのままの形状では食べることができません。

温めた猫用ミルクにドライフードを浸してふやかし、最初のうちはドロドロの状態になるまでしっかりふやかしてから与えましょう。週数に応じて硬さを調節していけばいいのです。

ただし、水分がかなり必要になります。ドロドロになるまでふやかすとなるとかなりのミルクが必要となりますので、最初はお湯でふやかしてから猫用ミルクに混ぜて与える方法をとってもいいでしょう。

ここで、私の失敗例をご紹介します。

温めることを面倒に感じ、「レンジを使えばいいじゃん!」とラップをしてレンジでチンしました。そしたら、熱が強すぎたのか、水分が少なかったのか、水分を吸って程よくなったところを通り過ぎて、かっちかちのせんべいのような状態になり、どうしようもなくなってしまったということがありました。

レンジで温める際は、目を離さずたっぷりめの水分で行うことをおすすめします。「ちょっとだから大丈夫」というのは、失敗の元です。

離乳食は手作りご飯もおすすめ!

離乳食は手作りご飯もおすすめ!

離乳食は、『高タンパク・高脂肪』の食事が必要になります。成長期ですから栄養が必要なのです。体が大きくなるということは、骨や筋肉も成長します。

市販のものだと、ちょっと物足りないように感じます。手作りご飯を1日のうち1回でも与えると、骨も筋肉もしっかりして丈夫に成長します。

私も子猫からもらってきますので、離乳食期は市販のものを中心にしながら、毎日1食は手作りご飯にしています。

以前、譲渡会で「手作りの物しか食べなくなるのではないかと思うのですが?」と質問を受けました。

うちの場合はそんなことはないです。手作りご飯を与える時間を決めてあげるようにしているからかもしれませんが。友人も同じようなことを言っていました。

手作りご飯は、生後1ヶ月半くらいから少しずつ始めましょう。上でも書きましたが、使う食材は、お刺身の残り(白身魚)や鳥肉(ささみ)野菜などはよく茹でて、しっかりペースト状にしてから混ぜて食べやすいようにすることがポイントです。

そこに猫用のミルクを混ぜるといいでしょう。生温かいくらいがちょうど食べ頃です。決して、塩・砂糖・しょう油などで味付けをしないでください。塩分の摂り過ぎになって、かえってよくありません。

離乳食を嫌がるときはこうしてみて!

離乳食を嫌がるときはこうしてみて!

ミルクになじんでいると、最初のうちは離乳食を嫌がる子がいます。飼い主が指にのせて舐めさせようとしてもぷいっとそっぽを向いてしまうことがあります。そんなときは、少量を人差し指にのせて、子猫の口を開けて、素早く上あごに塗るようにします。

最初は吐き出すかもしれませんが、何回も続けてください。最初の時期は味を覚えさせる時期です。食べるというより味を覚えさせることが大切ですので、食事のたびにやってあげましょう。

味が気に入らないことが原因ということもあります。そんなときのためにいくつか味を用意して毎回変えて出してみてください。

この時期にしっかり味を覚えさせないと偏食をするようになってしまいます。しっかり食べることができるようになるまで手をかけてあげてほしいと思います。

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ミルクから離乳食に移行するまでのまとめ

子猫のミルクから離乳食に移行するまでのまとめ

子猫はミルクで育って成長の過程が生後1歳までの間に大きく変化をもたらします。その時期をしっかり見てあげることが、健康で丈夫な成猫に成長するための大切な部分です。

餌の回数の増減や、割高な子猫用のフードのことを考えてしまうかもしれませんが、この時期を大切にしてあげることこそが重要な点です。成長段階に応じた必要カロリーを与えてあげたいものですね。

離乳食は面倒なように感じる人もいるかもしれませんが、意外と楽しくてやみつきになってしまいますよ!子猫との強い信頼関係が生まれますし、絆も強くなるように感じます。

今は缶詰やパウチの離乳食が売られていますし、ドライフードもふやかせば離乳食として使うことが可能です。いろいろな味を試して、食べることに興味を持たせてあげましょう。

大事なのは、偏食が起こらないようにいろいろな味を覚えさせてあげることです。飼い猫の食事状況は、この『離乳食期の味の覚えさせ』にかかっています!

餌のことで迷ったときは、動物病院に相談するといいと思います。また、キャットフードは月齢別に分けて売られていますので、製品の説明書きをよく読んでみて下さい。

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