猫を飼い始める時に、仕事の用事や旅行などで家を空ける時のことを考えてしまう人もいるでしょう。そのために猫を飼うことを断念してしまう人もいるという話を耳にします。
このような場合が起こったときのために、預け先候補を確保しておくと安心できます。預ける場合はそれなりのマナーがありますので、それも一緒に覚えておくと問題はなくなります!
お留守番は何泊まで大丈夫?
猫を自宅にお留守番をさせることができるのは、1~2泊です。この場合は、出かける前にさまざまな準備をしておく必要があります。
トイレ
トイレはきれいに掃除をして、排泄物を全て取り除いておきましょう。猫砂は新しい状態か、足しておきます。そうすれば、1~2泊なら十分間に合うからです。
食事・水
エサ皿と水皿をいくつか用意します。その全てにエサ・新鮮な水を入れて、あちこちに置いておきましょう。お腹が空いたら見つけたエサを食べて留守番をすることができます。
一気に食べちゃう猫ちゃんやダイエット中の猫ちゃんには自動給餌器があると便利です。
危険物・ゴミ
部屋に危険なものを置きっぱなしにしないようにしましょう。猫は何でも舐めたり、飛び乗って落としたりします。引き出しにしまったり、戸棚にしまうようにしてください。
ゴミは、ニオイがすると中身を出して、捨ててあるものを食べたりします。人間の食べ物は塩分が高いですし、食べると害のあるものまで口にしてしまいます。
散らかす程度なら怒れば終わりですが、命に関わるようなことになっていたら大変です。部屋中のゴミを集めて外に出して(捨てて)いきましょう。
室温管理
夏場の場合は、タイマーを活用するなどして蒸し風呂にならないように注意しましょう。扇風機などは倒してしまったり、思わぬケガを引き起こしてしまいます。
冬場は、こたつや暖かい毛布などを用意しておきましょう。電気ものを付けっぱなしにするのは危ないですからやめましょう。
ペットホテルなど外部に預ける
自宅に置いておくのが心配という人は、外部の施設を使いましょう。預け先は、さまざまあります。
- ペットホテル
- ペットシッター
- 動物病院がやっている預け所
などが一般的です。選ぶ場合は、自宅から近いことやサービス面、料金が妥当かどうかなどで決めましょう。
見学をさせてもらえるところもありますので、衛生面や食事なども合わせてチェックします。納得のいくところを選べば、安心して出かけることができます。
急な場合でも預かってくれるところだと安心できますね。満杯の時のことを考えて、数軒は選んでおきたいものです。
外部でのマナーは、パンフレットなどに記載されていることが多いです。必要とされるものは必ず準備して行ったり、予約のマナーを守ったりしましょう。
友人や知人に預ける
友人や知人が預かってくれると快諾してくれることもあるでしょう。そんな時は、できるだけ猫を飼っている(1~2匹)か飼ったことがある人にお願いするようにします。
猫を飼ったことない人や多頭飼いしている人は、猫に余計なストレスを与えてしまうことになりかねません。
お願いする場合は、しっかりと猫用品を用意していくことです。
- ゲージ(トイレやエサなどの生活必需品が全て収まる大きさがベストです)
- 猫砂
- エサや水(簡単に与えられるもの:パウチなど)
- 遊び慣れたおもちゃ
- 食事の時間など必要事項を書いた紙
- 飼い主の連絡先
なるべくお願いする友人や知人の手間にならないように、準備をしていくことを心がけましょう。これは最低限のマナーです。そして、お願いする時はお願いしなくてはならないことがわかった時点で、なるべく早くに連絡をしましょう。相手の都合があることをお忘れなく!
外出して自宅に帰ってきたら…
自宅以外で数日過ごすことは猫にとって、心細いことでもありますしストレスが溜まることでもあります。気の弱い猫なら食事を食べなくなってしまうこともあるのです。
友人やペットホテルなどから引き取って自宅に着いたら、ケージやキャリーバッグからすぐに出してあげて、ゆっくり過ごせるようにしてあげましょう。
まずは自由にしてあげて、寄ってきてから抱いたりなでたりしてスキンシップをとってあげてください。いきなり抱いたり手を出すと、ストレスから噛んだり威嚇してきたりします(経験あり。4日ほどペットホテルに預けた後、自宅で可愛がろうとしたら噛みつかれました)。
預けた期間が長ければ長いほど、気が立ってしまって落ち着かない状態が長引きます。こんなときはなるべくそっとしておくのがベターです。
まとめ
仕事や旅行などだけでなく、慶事ごとで預けなければいけないこともでてきます。そんな時は、家を空ける日数によってお留守番をさせるか、預けるかの選択が必要になります。
急に預けなくてはならないことが起こるかもしれないことを想定し、外部や友人・知人など預けられる先を確保しておきましょう。
その時は最低限のマナーを守らなくてはなりません。お願いをするのですから、預け先が困るようなことにならないようにしましょう(特に友人や知人に預ける場合)。準備物は少しくらい余る方が預かる側は助かります。
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